lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

同級生と連弾(その1)

2016年08月04日 | 音楽

久しぶりに学生時代の同窓生ミニコンサートが近々あり、

今回は連弾で参加するのを楽しみにしています。

友達と曲を決めたのが春、そこからいろいろ口実のもと止まっている私でしたが、

「そろそろ合わせなくちゃね」と、昨日は兵庫県の友達の家に行って来ました

 

今回弾く曲は、ドビュッシーの「小組曲」より<バレエ>

絵のようにすてきな4つの作品が詰まった組曲の最後、

 タイトルの通り優雅で洗練され、そして軽やかに心弾む曲

・・になるよう、がんばろう

 

連弾は、一人の時に両方のパートを読んで、頭ではイメージしたつもりでも、

実際に二人並ぶと、中心側が思ったよりせまくて^^;、動きに制約があったり、

手がクロスして相手の音域にはいるのはまだいいのですが、

ぴったり同じ位置の時など、うっかり相手の手をグサッと踏んだりするので

立体的な動線もイメージしながら、また練習の続きをします!

(楽譜に「上」「下」「外側」などと書きこむようにしました

けっこう間近というのに、まだこんなふうなので、「その1」としますが、

このまま本番ということも

 

この曲で、前から機会あればと「お気に入り」に入れていた、好きな動画があります。

エッシェンバッハとランランの連弾。ラフマニノフの協奏曲の後のアンコールで、

最初に「小舟」、「バレエ」は2つ目、5分10秒くらいから。

二人のかけ合いがすばらしいし、周りのオケの人達の表情も見ていて楽しい

ランランについては、「顔芸」・・とか、いろいろ言われがちですが、

私はいくつか彼のCDも持っていて、音だけでも素敵だし、

演奏も、人としても、スケールが大きいと思います。

 

Lang Lang & Eschenbach —— Debussy:Petite Suite

 


ヴァイオリンのコンサートへ

2016年07月27日 | 音楽

梅雨が戻ったようなお天気が続きますが、

このところの猛暑がひと休みなのはほっとしますね

 

先週の土曜に、ヴァイオリニスト江口純子さんのリサイタルを聴きに、

京都府民ホール・アルティに行ってきました

アルティは地下鉄今出川の駅で降りて5分くらいのところにあるホールで、

すぐ前には京都御所が、近くには同志社大学もあります。

江口さんの演奏は、以前にも京田辺市のホールや奈良市の秋篠ホールなどで、

何回かお聴きする機会がありましたが、

今回はたまたまリサイタルの記事を目にして、はがきを出してみたら、

思いがけず当選して、当日を楽しみにしていました!

 

この日のプログラムは、

F.シューベルト「ヴァイオリンとピアノのためのロンド ロ短調 作品70 D895」

J.ブラームス「ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 作品8」

休憩

S.プロコフィエフ「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 へ短調作品80

ラフマニノフ「パガニーニの主題による変奏より第18変奏」ほか(アンコール)

 

冒頭のメロディーが印象的で、帰る間も頭の中で鳴っていたシューベルト♪

深く澄み渡るピアノにバイオリンのメロディーが流れ出てくるブラームス、

途中銃撃が聞こえるようで胸痛くなったプロコフィエフのソナタ、

時代や形の異なるどの曲も、素晴らしい演奏で聴き入りました。

共演されたピアノの塩見さん、チェロの上森さんもたいへん素晴らしい方々です。

大きな三曲の後に、アンコールを二曲演奏して下さって、

舞台に再び見えた時の笑顔もとっても素敵な江口さんで、

これからのご活躍も楽しみにしています

 

自分の弾けない楽器は、余分な知識がない分、頭で考えて聴かないからなのでしょうか、

きれいだなとか楽しいなあとか、自然に聴ける感じがします。

ピアノを弾いたり聴いたりする時も、頭も体ももっとやわらかくありたいです

 

 


かやぶき音楽堂のコンサートへ

2016年06月05日 | 音楽

昨日は、主人と母と私の3人で、京都「胡麻」の<かやぶき音楽堂>へ、

ザイラー夫妻のピアノデュオコンサートに行ってきました。

 

会場であるこちらのかやぶきの家は、福井県の禅寺を移築されたものだそうで、

ザイラー夫妻が「晴耕雨奏」の日々を送られ、春秋にコンサートを続けておられるのは、

新聞やテレビなどでも時々拝見しますが、

実際に行くのは私はまだ2回目で、主人と母は初めて、皆で楽しみにしていました。

 

靴を脱いで建物に上がると、山の緑をバックにした舞台

 

当日のプログラムも、ザイラー氏の手書きの文字と絵があたたかい感じです

演奏された曲目は、「シューマン」、「キルヒナー」、「ドヴォルジャーク」の小品集、

アンコールはドヴォルジャークのスラブ舞曲より。

 

キルヒナーは、・・すみません、勉強不足で知らなかったのですが、

ロマン派後期のドイツの作曲家だそうで、とっても美しい曲ばかりでした

曲集の後半は今回が日本初演だというお話で、

「この宝石のような音を皆さんに届けられるのがうれしいです。」とザイラー氏。

吹き抜けの高い天井にピアノがよく響いて、

ぴったり息の合った連弾、美しいメロディーにハーモニー、皆聴き入っていました。

 

そして、この音楽会でもう一つ楽しみなのは、

休けい時間に、夫人の手作りのケーキとハーブティーや日本酒、

演奏会後に、ザイラー氏の田んぼのお米で作ったおにぎりがいただけることです!

またその時間に、他の方とお話しできることもあります

おみやげには、ザイラー氏の育てておられる「ゲーテの植物」という苗もいただきました

 

「楽しかったね~。お話も聞けたし、また行きたいわ!

と言う母の笑顔もうれしかった一日です

 

 

 


リスト コンソレーション第3番変二長調

2016年03月05日 | 音楽

今、大人の生徒さんと中学生の生徒さん、たまたま二人が練習している曲です

コンソレーションは「なぐさめ」という意味で、

リストの6つのコンソレーションの中で最もポピュラーなこの3番、

たまにドラマやCMでも流れているように思います

変二長調のあたたかな色合い、静かなアルペジオでの始まり、

同じリストの「ため息」や、ショパンのノクターン第8番に似ていると思ったり、

シューベルトのアヴェマリアのような、敬虔な感じもしていると私は思うのですが、

どうでしょうか

それぞれのメロディーの終わりの16分音符、

一人の生徒さんが、明け方の星が消えていくように感じます、と、

もう一人は、小鳥の声がどこかでこだましているようです、と話していました。

いろんなイメージを持って弾いてくださっているなと感心しています。

 


オペラ「フィガロの結婚」を観に♪

2016年02月21日 | 音楽

友人の娘さんがオケで出演するので、近くの大学へ「フィガロの結婚」を観に行きました

モーツァルトの代表的なオペラ、有名な序曲や数々のアリアが入った大作。

オペラクラスで専門に学んできた学生さん達の4年間の成果の発表です

 

多くの学生さん達に勉強になるように、幕ごとにキャストが入れ替わるので

身長や声が変わる6人7人もの「スザンナ」に、初めて行った時は驚いたのですが、

最近は、次はどんな人が出てくるのだろうかと、それも楽しみになっています。

 

 それにしても、この人間関係の複雑さ・・油断すると、わからなくなります

前回見に行ったときは日本語だったのが、久しぶりに行くと、原語でした。

横の字幕スタンドがあるので困らないですが、必死になると、キャストより字幕ばかり見てしまいます。

お話のあら筋もけっこうスリリングなのだけど、

モーツァルトの天真爛漫な音楽が、じめじめしない明るい喜劇に仕上げています。

4時間の舞台ですが、楽しくてあっという間でした。

若いみなさんののびやかな演技、これからが楽しみですね

 

 


J.S.Bach カンタータ第6番「神の時こそいと良き時」より

2015年12月14日 | 音楽

いろんなところで教会音楽を耳にする機会も多くなる季節ですね。

この曲も、そうして私も少し前に教えてもらったばかりです。

バッハ22歳の時の作品。

穏やかで心澄みわたっていくような音楽が、

聴く人の気持ちに寄り添うように思います。

 

原曲はリコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音楽器からなりますが、

ピアノ連弾で、一曲目 ソナティーナ(約2分20秒)の動画をお借りしますね。

J.S.Bach-G.Kurtag, Sonatina from Arcus tragicus, BWV 106

 

 

 


再び楽器博物館へ♪

2015年09月01日 | 音楽

少し前のことですが、浜松の楽器博物館に行ってきました。

楽器博物館へ訪れるのは、去年の春以来2回目、

また世界の楽器に会うことができるなあと楽しみでした

一階の入り口すぐにあるバリ島のガムラン。

この博物館ではじめに驚いたのは、

多くの展示楽器がガラスなどでおおわれず、

間近に見ることができる点でした

 

さまざまなバグパイプ。

このような形で演奏されたのですね。

そして、館内の楽器を使った演奏をヘッドフォンで聴くことができ、

折々にコンサートも行われています。

もっともスペースの広い鍵盤楽器のコーナー。

オルガンやチェンバロから現代のピアノまで、

その歴史や音の出る仕組みなどが、模型なども使って、

わかりやすく説明されています。

うーん、どんな人が弾いていたんだろうな

 

これはスピネットの一つ

まだまだたくさんの楽器を聴いてまわりましたが、

これだけの楽器を集めて、今も演奏できる状態に保存するなんてすごいですね

 

そして、この後、「18世紀のトランペットを聴く」というレクチャーコンサートがあり、

フォーレの「夢のあとに」やラフマニノフの「ヴォカリーズ」、「ヴェニスの謝肉祭」ほか、

いろんな古いトランペットに持ちかえながら演奏してくださいました。

コンサートは1時間ほどでしたが、

古い楽器が再び、息を吹きこまれて歌うことに感動でした

 

楽しい一日だったなあと思いながら帰路についたのでしたが、 

あわてて 乗った電車のドアが閉まってから気が付いて・・

浜松の駅のコインロッカーにかばんを入れたままでした

 

 


ラジオの思い出~ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏

2015年07月25日 | 音楽

ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲,Op.43/演奏:今井顕

学生の頃、日曜になると、父の車に乗って 遠くのピアノの先生の所に通っていました。

先生の家に近づいた頃に、いつも聴くNHKのラジオで「希望音楽会」という番組が始まり、

そのオープニングで流れる曲がとても素敵で、

何という曲だろう、と憧れていました

 

いろいろ勉強不足でタイトルがわかったのは10年以上も後のこと。

同じパガニーニのテーマからなる変奏曲、リストやブラームスも作っていますが、

ラフマニノフの作品が一番自由な感じで、この第18変奏は、単独でも演奏されます。

パッと聴いた時は、あれっ、主題はどこに?と不思議なのですが、

もう一度聴いてみると、

パガニーニの「ラ、ド、シ、ラ、ミ、」という音と、

ラフマニノフの変奏の「♭ラ、ファ、♭ソ、♭ラ、♭レ、」の、

それぞれ音程が、短3度、短2度、長2度、完全5度、と

左右対称というか、鏡文字のように裏返っています。

(ああ、わかりにくい言葉ですみません

 

それからまた10年以上も経って、今回たまたま娘が「連弾の曲これにしようよ。」と持ってきたのがこの曲。

連弾の練習では、二人それぞれのこだわりがあるから、

「そういう音と違う!」とか、「指踏んだな」とか、

ケンカばっかりしていますが

いろいろ思い出しながら、仲良く、楽しい音になったらいいなあ、と思っています

 


アイリッシュ・ブズーキのコンサートへ

2015年07月16日 | 音楽

先日は、高校時代のクラブの先輩の、アイリッシュ・ブズーキのコンサートに行ってきました

この楽器の名前さえ、つい二年前まで知らなかった私ですが

その時友人がアップしてくれた動画を見て、

森の音と一緒に聴こえてくる音色が素敵で、今回初めて実際に聴けるのを楽しみにしていたのです

 

プログラムは、その時聴いたのと同じくバッハの無伴奏チェロから始まって、

オリジナルの新曲や、みんなでなつかしい曲を歌うコーナーもあり、

後ろのスクリーンにはアイルランドの映像が映り、

和やかで楽しいコンサートでした

https://youtu.be/hapIKqYMilM(バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番よりプレリュード)

 ところで、先輩は高校に入学して最初に印象に残った人で、

個性的な髪型や雰囲気に、

廊下ですれ違った時、びっくりしましたが

(こわい人かもと思った)

その人が、新入生の歓迎会でマンドリンクラブのコントラバスを弾いている姿には

もっとびっくりしました

その時の演奏曲に感動して入部したマンドリンクラブ、一年数ヶ月の間しかいませんでしたが、

そこで過ごした時間も、出会った人達も、いつも自分の進む道に

大きく影響を及ぼしているなと思います

皆さんの姿を励みに、また音楽の楽しさも忘れないように、

がんばろうと思います。


アンサンブルの音楽会へ

2015年06月22日 | 音楽

土曜日は、音楽会でお隣の枚方市のホールに行ってきました。

プログラムは、4つのグループによる30分くらいずつのアンサンブルで、

管楽器や声楽、ピアノと、編成も様々

それぞれのユニット名の由来なども読んで、なるほどと思いながら、

若い人達の演奏を楽しく聴きました

息を通す楽器の音を聴くと、おおらかな気持ちになれるとともに、

ピアノでも呼吸する事を忘れないようにしようと思います。

(が、やっぱり緊張すると固まってしまうんですけどね

さて、休憩時間に周りをみると、出演者の知り合いというよりは、たいていがおそらくご近所から見えたらしいお客さん達。

後ろのおじいさんなどは、

「うーむ、わしの知らん曲ばっかりで、ちょっと退屈じゃ。」と言って、

横のおばあさんに注意されているのがほほえましかったな

みな、クラシックにすごく詳しいわけではないので、

楽章の間でも拍手をしてしまったり、うっかり居眠りすることもあるけど、

そうして普通のお客さんが気軽に来られるうちに、

町が聴く人を育て、またそれが弾く人を育てていくのは

とても素敵なことだなと思いました

もう設備も古いホールだけど、ここに来るのが私もいつも楽しみなのです