9月に京都コンサートホールで行われた、ジャン・マルク・ルイサダのコンサート。
「第22回京都の秋 音楽祭」が始まった頃にさかのぼった日記です(^^;;
前回ルイサダの演奏会に行ったのは6、7年前だったかで、
今回すっかり白くなられた髪にちょっと驚きながら、
(1958年生まれだから、まだ60になられたばかりだ)
もう巨匠の仲間入りだね~!と話す娘に同感です
「ルイサダを聴かずして、ショパン、ドビュッシーを語ることなかれ」
このセンテンスがまたいいですね^^
第一部
ショパン4つのマズルカOp.24
シューマン ダヴィッド同盟舞曲集
第二部
ショパン 幻想曲へ短調Op.49
ドビュッシー「映像」第一巻、第二巻より
アンコール
エルガー 愛のあいさつ
ショパン 華麗なる大円舞曲
ショパンは、マズルカに今回は大好きな幻想曲も入っていて、
昔のNHKスーパーピアノレッスンでの言葉や演奏も思い出しました。
シューマンの難しいダヴィッド同盟も緻密で素晴らしかった。
休憩をはさんで、私も娘もルイサダのドビュッシーは初めてで楽しみにしていて
聴きなじんだ曲もまた新鮮。
やわらかに重なる響きは今日のこのホールにぴったりです。
ここ数年は楽譜を置かれて演奏されているということで、
この日も、数冊の楽譜と眼鏡を2つ持ってみえ、
「シニアグラスはどちらかな?」とでも話しておられたのでしょうか、
曲の合間も譜めくりの方にほほえむ表情もチャーミングで(失礼かな(;^_^)
すべての方向の観客への丁寧なお辞儀など、
舞台のいろんなシーンに、誠実で温かいお人柄が垣間見えました。
いっそう円熟味を増した演奏に、客席の人たちの熱い拍手とCDサイン会の長い列、
変わらぬこの人の魅力を感じ、コンサートを楽しんだ秋の一日でした^^