長内那由多のMovie Note

映画や海外ドラマのレビューを中心としたブログ

『エンド・ゲーム 最期のあり方』

2019-02-18 | 映画レビュー(え)

第91回アカデミー短編ドキュメンタリー賞ノミネート作。終末医療現場にカメラが張り付き、死と向き合う人々の姿を追っていく。ある者は成す術もなく衰弱する最愛の人の姿に悲嘆に暮れ、ある者は死と対峙して最後まで治療を続ける事を選ぶ。またある者は死を受け入れ、ゆるやかに最期の時を待つ。カメラはそれぞれが死をどのように認識しているのか撮らえ、それが真の意味での“死生観”を浮かび上がらせていく。

いつか訪れるこの瞬間のために、我々は死について想わなくてはならないのだ。思索によって培われた死生観こそが最期の時に人を支え、あり方を決めるのである。


『エンド・ゲーム 最期のあり方』18・米
監督 ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン

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