ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

嗚呼、幻の洋服は・・・。

2007-04-06 22:11:32 | ホームソーイング 手芸
1月の末頃、洋裁サークルに行って、次に何を縫おうか考えていた。
ホントは家で何を縫うか決めて、自分で出来るところまで型紙を作って
判らないところを先生に聞くのが常道。
人が縫っているのを見てイメージがわいて何を縫うか決まるなんて
これはねこ吉の言い訳・・・。
「息子の卒業式に来て行く服縫おうかなぁ・・・。」
「ええ?!ねこ吉さん息子さんの卒業式に行くのぉ?」
「え?行ったらおかしい?」

2,3人が
「うちは行かなかったよ。」
「行ったら嫌がられるよぉ。」
「そやろか・・・。」

家に帰って息子に聞いてから決めることにした。
サークルに行ってボンヤリ「ミセスのスタイルブック」を見ただけで
帰ってきてしまった。

「お母さん卒業式にいってもいい?」
「来たかったら別にいいけど。」
別に~は息子の幼稚園の頃からの口癖。
本心は来て欲しくないんやろなぁ・・・。

でも縫うことに決ーめたぁ!



洋服の目的は決まったけどデザインがなかなか決まらん!
もうあらたまったスーツは着ることが少ないし・・・。
といって、あまりカジュアルすぎるのもねぇ・・・。


暖冬、暖冬とニュースで言っている。
この調子ならどんなに早く桜が咲くだろうと世間が騒いでいる。
卒業式の頃はすごぉーく暖かいかも・・・。

バーゲン(いつも)で買ったウールのレースでジャケットを縫うことにした。
白すぎたのでグレイの布と一緒に縫うことにした。
二枚の布を重ねて縫うのは、ねこ吉には至難の業。
何故そんなことを思いついたのか後悔した。
また、若い子みたいな広がった袖というのも難しかった。

ジャケットの下に着るワンピースも同時進行。
ボーダーの花模様は下が重く見えるので、上下ひっくり返して使った。
チビのねこ吉のこだわり。



薄くてズルズルして縫いにくい生地だった。
背を高く見せたいためにしたハイウェストが上すぎて変!
グレイのリボンを襟ぐりに沿って縫いつけクロスさせて前で結んだ。
何度も試行錯誤。疲れた。

3月に入り寒波襲来。
寒い!こんなぺらぺらの半袖のワンピースなんか何で縫ったんやろ!
後悔ばっかりしてるからなかなか仕上がらへん。
何とか卒業式の2日前に仕上がったけど、まだ寒い!
こんなん着て行かれへん。

今更慌てて服を買うのももったいないし癪やわ!
といって黒っぽい冬物着ていくのも嫌やわ!

「おかあさん、卒業式行くのやめるわ。」

かくして幻の服となった・・・。