(襟元にハロウィン限定?のブローチをつけて。)
今日は、たぬ吉が卒業した高校で開かれている、「創立150周年記念展」を見に行ってきた。
たぬ吉は土曜日に同窓会が開かれるということで、朝早くか夜遅くまで喜び勇んで出かけて行った。
同窓会が大好きだからね。
コロナのせいで、色々自粛されていたけど、5類になったから今年は各地で同窓会が開かれているようだ。
夜遅くご機嫌で帰ってきたたぬ吉が、
「創立150周年記念展に佐伯祐三の絵も出てるらしい。連れて行ってやってもいいでぇ。」
とパンフレットを渡された。
たぬ吉の卒業した高校は、佐伯祐三、手塚治虫、吉野彰などの有名人が多く卒業している。
展覧会は同窓会館で開かれている。
卒業生限定だけど、妻は関係者枠で入場できるらしい。
自慢げに言われると、ちょっとムッとするけど、ねこ吉は若い頃佐伯祐三の絵が好きだった。
今も画集を持っている。
ランチもおごってくれるというので行くことにした。
千鳥格子のジャンパースカートに、コウモリ2個黒猫1個のブローチをつけて出かけて行った。
ハロウィンコーディネートです。
佐伯祐三の絵はノートルダム寺院の絵だった。
手塚治虫の漫画が地下から1階に上がる階段に貼ってあった。
学生時代は太平洋戦争の真っ最中。
悲惨な思い出を描いた漫画だった。
階段をのぼりながら全部読んだ。途中から涙が出た。
戦争はこんなに皆を不幸にするのに、何年経っても、どうして無くならないんだろう・・・。
展覧会の中に、昭和20年6月15日の空襲で命を落とした学生のヘルメットが展示されていた。
大きくへこんでいた。
外に出て、「殉難の碑」を見に行った。
高校は20年ほど前に立て替えられた。
しかし、爆撃を受けた壁は、新校舎の建物にはめ込まれて残されていた。
新しく白い校舎にはめ込んであるので、一層目立ったのかもしてない。
たぬ吉に、「高校時代、この建物の傷に気づいてたの?」と聞いたら、
「爆撃の話は聞いていたけど、学校全体が凄くボロボロだったし、爆撃か見分けのつかない傷が一杯あった。」と言っていた。
たぬ吉は、有閑マダム風の同級生の女性3人に会って嬉しそうだった。
親し気に喋っていた。
近々、3人でパリに行くって!
羨ましいことですわ。
追記
ねこ吉は若い頃、佐伯祐三の絵が好きで展覧会も何度か見に行った。
こってり塗られた油絵の具が好みだった。
久しぶりに出してきた画集を見直したら、ちょっとくどいかなぁ・・・。
ねこ吉の好みも変化したんだねぇ。
最近は、サラッとした絵が好みになった気がする。
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