昨日は、左目白内障手術後の検診だった。次は5月だって!
何度も「多焦点レンズは、脳が慣れるまで時間がかかる。」と言われて焦らない事が大事と、せっかちな自分に言い聞かせてきた。
遠くはかなり見えるようになってきた。
近くは、まだちょっと見えにくい。しかし、眼内に入れたレンズの見えやすい場所?があることに気付き、焦点を合わすのに時間がかかることが判った。
5月までに、より見えるようになってれば嬉しいけど・・・。
ねこ吉が、白内障手術をすることに決めるまでのことを書いておこう。
5,6年前目の前に黒い物がちらちらするので網膜剥離かと思って慌てて眼科に行った。
検査の結果、網膜剥離ではなく、初期の緑内障が見つかった。
本当にガッカリした。白内障は手術したら治るけど、緑内障は治らないから。
「ねこ吉さんの緑内障は、昔なら見つかってないよ。目薬を点して眼圧を上げないようにしていきましょう。」と言われて、3か月に1度の検診、一日1回の目薬の生活。
老人性の白内障もあるから、いずれは手術が必要と言われていた。
右目は酷い近眼。左目は近眼。ともに老眼。
遠近両用の眼鏡をかけているけど、それぞれの目の焦点距離が違うので焦点が合いにくい。
眉間が狭いせいで、合うフレームが無い。
昨夏は、外に出ると白っぽく見えて、向こうから来る人の顔が見えない。
そんな時、友人のT・Mさんが、白内障の手術をした。
遠・中・近の多焦点レンズを、先端医療保険を使って手術出来ると教えてくれた。
ねこ吉も3年前に入った医療保険に、先端医療特約を付けていた。
早速保険会社に確認を取っておいた。
ねこ吉は、緑内障が悪くなったのか、白内障が進んだのか・・・。
10月、いよいよ目の調子が悪くなって眼科に行った。
結果は白内障が進んでいた。
「仕事をしてるのだったら、早く手術をした方がいい。家でボォ~としてるのならもっと後で手術すればいい。」
グサッと来る先生のお言葉だった。
「仕事はしてませんけど、もう少し本を読んだり、洋裁をしたりしたいです。」と返事をした。
次回12月25日の予約を取って帰った。
12月25日には、先端医療特約のついた保険を持っているので、多焦点レンズを入れる手術が出来るのであれば受けたいと考えていると先生に伝えた。
ねこ吉の場合緑内障があるので、多焦点レンズが入れられるかどうか大学病院で検査しないと判らないといわれ、アイセンターに紹介状を書いてくれた。
1月9日、9時の予約。満員のポートライナーに乗ってよれよれになりながらアイセンターに行った。
視力検査など色々検査をして、延々待って診察室に呼ばれた。
Y先生。若い、イケメン、爽やか、背が高い。
何か幕末の勤王の志士のような風貌で袴が似合いそう。あくまでねこ吉の感想ですが・・・。
説明も判りやすく丁寧だった。
全ての検査を終えて再び診察室へ・・・。
結果、「緑内障があるけど多焦点レンズの手術は可能。」と言われた。
「手術しますか?」と言われて、ねこ吉はまだ心の準備が出来ていなかった。
結果を持って帰って、普段かかっていた眼科の先生に伝えて、それから決めることだと勝手に思い込んでいた。
とっさに返事が出来なかったねこ吉に、
「眼鏡をかけない人生を送りたいですか?」とY先生が言った。
「はい、送りたいです。」と即答した。
右目2月14日15日、左目3月5日、6日の1泊2日の日を決め、心電図、血液検査など、あらゆる術前検査を終えてアイセンターを出たのは1時を過ぎていた。
あっという間に手術が決まってしまった。
Y先生の「眼鏡をかけない人生」の言葉はねこ吉の心に響きました。ポンと背中を押してくれました。
思えば、小学校高学年から眼鏡をかけていたねこ吉。
就職と同時にコンタクトレンズを入れていたけど、子育ての忙しさにかまけて止めてしまった。
年を取り、近眼で老眼というややこしい目になり遠近両用の眼鏡をかけてきた。
眉間の狭さから、顔に合うフレームが無くて苦労していた。
コロナウィルスのせいで、マスクをして出かけることが増えた。
眼鏡が呼気で曇って困った。
その上、補聴器をつけたらねこ吉は三重苦だった。
コロナウイルスが終息して、マスクも外して、ねこ吉は眼鏡をかけない人生を謳歌します。
Y先生、有難うございました。