(ポートライナーの最後尾に乗った。山がどんどん遠くなる。)
今日は、白内障の術後検診だ。
まぁ、暮れも押しつまって、こんな日に検診だなんて、他の日にしてもらえばよかったかな。
予約時間が2時半というのも中途半端です。
今までのねこ吉なら、早めに家を出てランチをして、三宮をウロウロして、買わなくてもいい物を買って、アイセンターに向かっていただろう。
今や、コロナが蔓延し、外出も憚れるようになった。
出来るだけ、早く検診を終えてさっさと帰りたい。
今年の1月9日、眼科の紹介状を持ってポートライナーに乗った。ライナーは満員だった。
初めて行くアイセンターにドキドキした。
朝早くから山ほど検査して、白内障の手術をすることを決めた。
この時点では、コロナのことなど全然知らなかった。
2月14日と3月6日に右目、左目と1泊2日の入院で手術をした。
2月の入院では、コロナの感染を心配していた。
3月の入院では、事態は深刻で面会は禁止になっていた。
以後、ほぼひと月に一度は、ポートライナーに乗ってアイセンターに通っている。
緑内障があるせいか、思ったほど視力はよくならず、飛蚊症が酷くなるし、網膜に水膨れが出来て字がよく見えなくなったり、天気がいい日は光の輪が見えてキラキラしたり、本当に後遺症に悩まされた。
手術した以上、もう後戻りは出来ない。
「メガネのない人生」にはなったが、スーパーの店内の案内板や、駅のホームの案内板もそんなに見えてはいない。
欲を言えば、もう少し遠くが見えるようになりたい。
今日、先生に聞いてみた。
だんだん視力が安定してきたので、これ以上見えるようにはならないだろうとのこと。
遠くを見えるようにするには、メガネをかけるしかないそうだ。
また、メガネをかける人生に逆戻りかぁ・・・。
どちらにしても、もう少し様子を見ることになった。
(朝まで雨が降っていた。お天気がよくなってよかったわ。)
1月9日、初めて会ったY先生は背が高くイケメンだった。
穏やかで、説明も判りやすい。
「お世話になりました。来年もよろしくお願いします。」
ご挨拶をして、診察室を出た。
先生も御用納めですね。お疲れ様でした。
次は2月8日の検診の予約を取って帰ってきた。
思えば、コロナ流行と共に手術をして、経過を診てもらってきた。
1月9日の待合室の様子に比べて、現在は待っている人は減っている。
ソファーからパイプ椅子に変わったし。
「手術を減らしてる。」と先生が言っていた。
テレビのニュースでも、コロナのせいで、他の病気を治すことが遅れると言っていた。
コロナの感染者があまりに増えて入院できる病院が不足している。
かといって、どんどんコロナの専門病院が増えると、脳梗塞や、心筋梗塞など一刻を争う病気の人が入院できる病院が無くなって、命を落とすこともあるだろう。
これも、コロナさえ流行していなければ助かった命だったかもしれない。
思ったより早く終わったけれど、何処へも寄らずJRに乗り換えた。
乗り換える前に、蓬莱の豚まんとシュウマイを買い、御座候も買って帰ってきた。
結構、人が並んでいた。
ホームを上がったら、夕焼け。まぶしいけど綺麗。
家に帰って、豚まん1個とシュウマイ2個。御座候白あん1個。
お腹が空いていたので、がっついて食べた。
夕飯は作らず。
今日は、何もする気はありません。
すべては、明日、明日です。