天気のいい日は、「光合成」と称して公園に行ってるたぬ吉が、2,3日前に「桑の実が落ちだしたよ。」と言っていた。
もう、桑の実のなる頃になったんだ。
4月13日藤を見に来た時、桑の木を見たら新芽が大きくなりかけていた。
早いなぁ・・・。約1か月で実が生るんだぁ。
9時過ぎに、ねこ吉は黒のトレーナー、ボロボロジーンズ、ボロボロスニーカーで、スマホをポケットに入れて、ビニール袋を持って公園に行った。
見上げれば、たくさん実が生っている。まだ白っぽい物もあるな。
桑の木の周りは、踏まれた実で紫色になっている。
毎年見慣れた景色だ。
先客のスズメが、桑の実を食べている。
アンタ達の分まで取らないから、心配しないでいいよ。
ねこ吉は大きな桑の木の下をグルグル回って、桑の実を拾う。
犬種が判らないけど、犬を連れた人が、桑の実を食べさせている。
去年知ったことだけど、犬は酸っぱい実を食べるんだね。
犬の目にも、アントシアニンはとてもいいそうです。
カートを引いたオジイサン、ヨロヨロしながら、桑の実を拾っている。
大丈夫ですか?でも、とてもいいリハビリなんでしょうね。
ねこ吉も、最近足腰が痛くて・・・。
しかし、ジャム作りのために桑の実をしゃがんで拾い、立ってビニール袋にいれる。
この動作は、ねこ吉のリハビリになっているだろうな。
欲と道連れのリハビリです。
グルグル、グルグル、桑の木の周りを回って、ねこ吉はもうすぐバターになりそうです。
そうです、昔読んだ「ちびくろサンボ」の絵本を思い出したんです。
木の周りを回ったトラがバターになって、サンボがそのバターでパンケーキを作ったお話。
一時、「ちびくろサンボ」の本が黒人差別になると言われたことがあった。
絶版になったとかいう話も聞いたけど、また岩波版が別の出版社から復刊されたらしい。
さて、拾った桑の実は、洗って水を切り、秤にかけたら370グラム。
レシピは500グラムで書いてあるので、袋に入れて冷凍室に・・・。
天気のいい日の午前中、また拾いに行きます。
500グラムになったら、ジャムを作ります。
去年は5月9日に、一回目のジャムを作っていた。
初めて作ったのは、2018年5月7日だった。
毎年、慎重にレシピを検索する。(下手をするとアイツがでてくる。カイコが・・・。)
去年は、ディーン・フジオカが出演するというので、大河ドラマ「青天を衝け!」を見ていた。
渋沢栄一の実家が養蚕農家で、画面にアイツが写りエライ目に遭った。なぁ・・・。
桑の実の茎をとる、重い鍋、瓶の煮沸消毒、その他諸々。
毎年、手間がかかって体力がいる。いつまで作れるだろうか・・・。
今年も、無事桑の実ジャムが作れますように。