頂上での話し!
初回の時は、八合目付近で会った方が、(おじさんね)
登ってきたので、少し話した後、一人で剣が峰(富士最高峰3776m地点)を目指し出発しました。
普通こんな夜中に行くのは辞めといた方が良いですねぇ!
富士宮口から剣ヶ峰方向に行くと建物が少ないせいか、台風並みの風が吹いている事が多いです。
この時はストックで踏ん張らないと、飛ばされそうな風でした。
歩いていくと、星明りに照らされて、右手に巨大な火口が、ぽっかりと口を空けているのが見えます。
剣ヶ峰への急坂を登ります。(通称、馬の背)
ここも夜だと危険です。(強風時は日の出ている時間も)
右は火口左は急斜面になっています。
何で夜中に剣が峰へ行くのか?
それは、星!流れ星!ですよ!ただ日本一星に近い場所で見てみたかった!!
それだけです!
落ちを言うとネ、まぁ星はたいして見えません(笑)
天の川が薄らって感じ!
流れ星はいっぱい見れましたね~、流星群の時に行くと良いですよ~!
1:30分、登頂です!
ここ、日が昇ると写真撮影の為に長蛇の列が出来ます。
この時間なら誰もいないと思いきや、いました!
二人も!
一人は展望台で寝てました(笑)
ここまでワクワクはしても、恐怖は感じなかったけど、こん時はビビッた!
正体はドイツ人女性でした!(ドイツ人だと知ったのは最初の時、聞いたからね)
女性で、レスキューシートに包まり寝ていたので、声はかけず離れました。
もう一人はで富士市出身だけど、初登頂の東京の大学生!
この大学生とは2時間くらい喋ってた!
10時に、ここで友達と待ち合わせをしていると言ってたから。
「それ、騙されてんジャネ?」って言っておいた!(笑)
その後、御来光を拝むために火口を右回りに朝日岳方面へ向かいます。
朝日岳まで行くと、河口湖口からの登山者で混雑するので、適当な所で日の出を待ちます。
ご来光は日の出時刻より遅くなります。雲海の上に太陽が出ないと見えないからね!
この何とも言えない、空と雲の色が大好きです!
更に続く
九合目を目指します!
やっとこさ後半です。もうかなり勾配がきつく成ってきます。
八合目から、九合目萬年雪荘3460mまでは平均30分です。
しかし、もう当てにはなりません!
ここまでに体力を消耗してその何倍もかかって辿り着く人も多いみたいです。
寒さも厳しく成って来ます。
俺の場合、八合目位までは、速乾素材の半袖Tシャツで登っちゃい、(この辺までは汗ダクです)八合目で、フリースか、レインスーツの上を着ます。
休憩を小まめにとる人は、もっと着込まないと寒いかもです。
初めて登った年は、八~九合辺りで毎年登っている、ソロのおじさんと出会いました。
その方曰く数日前は登山中、雹が降って大変だったそうで、雹が下から吹き上げてきて、痛くて顔を覆って頑張ったが、危険を感じて断念したと言ってました。
あと、同じくソロで登るドイツ人の女性にも会いました。
サポートタイツを着けた、見るからにクライマーって感じの女性でした。
この二人には山頂で再会する事になります。
次は、頂上ではなく。
九合五尺胸突山荘3590mになります。
九合→九合五尺も平均30分です。(当てにはなりません)(汗)
さあ!こっからが胸突き八丁!人によっては、三歩登って10秒休む…そんな感じになるそうです。
俺も流石にきつくなります。
因みに富士登山の消費カロリーは約3000キロカロリーだそうで、これはフルマラソン完走とほぼ同じだそうです。
だから、行動食をとりつつ登る事が肝心!
何食べてもうまい!
最後に階段があります。
そこを登り切った所に鳥居があり、潜れば富士宮口山頂3715mになります!
鳥居を潜ると右手にコの字型の建物と鳥居があり、それが。
浅間大社奥宮になります。
この時は早くつき過ぎたので、午前1時だったですね。(一回目)
人が写ってませんね、誰もいなかった(笑)
神社の建物に張り付く様にして風を避けつつ、明るくなるのを待ちます。
まず何時も強風が吹いてます。恐ろしく寒いです。
三度目の時はお湯を沸かしてココアを飲みました。
うまかった~!
次回は剣が峰&山頂
え~と、五合目を立ち、スタートです。
が…、その前に富士登山を考えている方もいるかも、なので少しだけ装備を簡単に紹介しときます。
ザックは1,2回目の時はミレーの30?、3回目はコンロやらダウンやら荷物が増えたのでモンベルの60?のヤツでした。普通は30~40?でOK。
トレッキングポールも持って行きます。
ダブルストックと言って2本使います。まあ、一本でも構わないと思います下山時コケル心配のある人は一本の方が良いかもですね。ストックは1千~2万以上の物まであります。
金剛杖を買って使う人も多いですね、↑の方が使いやすいですが、各山小屋にて焼印なんか欲しい人には良いでしょうね。記念になるし(有料)
使い込んで、飴色になってる杖を持ってる人なんかもいますね。
レインスーツ必須です。これが無いと、時には命の危険があります。
セパレートタイプの物にして下さい。
本格的な物はゴアテックス素材で高価ですが、夏山シーズンに大型スポーツ店などで売っている数千円の物でもOKです。
半透明の物は役に立ちません。
靴も、防水製のトレッキングシューズ以上の物が良いでしょう。
出来ればグローブもですが、軍手でもOKです。
ヘッドライト必須。
後は当たり前の、防寒着、タオル、帽子、行動食、飲料水(凍らすと溶けない)
細かいとこは専門サイト見てねって事で。
五合目出発です。
スタートは階段です。すぐに火山灰の登山道になって登り始めると、環境省だっけ?が、1億だか2億掛けて建てたバイオトイレがあります。
まぁ鉄筋のトイレですが、良く見張りらしき人が居ました…。
見張られて用足す気にナンネ~っての(笑)
トイレは全て、チップ制です。
100円ね、チップって最初バイオチップの事かと思ってたのは内緒。
小銭必須!
一般平均コースタイムで20分。新六合目2490m、新宝永山荘&雲海荘に着きます。(因みにコースタイムってのは、休憩含みません)
この先に六合目の山小屋があったのですが現在はありません。
俺は富士山を登る時、山小屋の前以外では休憩を取らないのですが(トレーニングの為)普通20~30分置きに5~10分の休憩を取ったほうが良いですね、他の山ではそうしています。
新六合目から平均60分で新七合目2780mに着きます。
俺的には、ここが結構きついですね、休憩無しで60分なのと、前半で体がなれてい無いからでしょう。
この区間でかなりバテバテの4~5人のパーティーを見たことがあります。
みんな、ここはキツイみたいですね。
新七合目御来光山荘の次は平均50分で、元祖七合目山口山荘3010mです。
新七合→八合じゃなく、元祖七合ってので、精神的に打ちのめされる人もいます(笑)
覚悟しておきましょう。
この辺りで高山病の為に動けなくなっている方に会った事がありました。
顔が真っ青で、泣いてましたね…。
元祖七合目から平均40分で、八合目池田館3250mです。
こっからが富士登山の本番です。
ここまで登ると毎回、人に会う事が殆ど無くなります。
途中で他の人達を追い抜いてしまうのと、山小屋泊をする方達がいるからかな?
残念ながら、この辺りでリタイアする方が多いですね。
次回に続く