サイトウ歯科 院長ブログ

西宮市門戸厄神駅前「サイトウ歯科」の院長が歯科に関する記事を綴っています www.saitodental.jp

白いワイヤー

2020-12-03 18:45:57 | 歯列矯正

今日は地味なのですが少し歯列矯正のための材料を更新したのでそのお話です

歯列矯正のための矯正装置は白いのですがワイヤーが金属色だと審美性が半減してしまうので

白いワイヤーを使用しています

ただこのコーティングがあまりにもすぐ剥げてしまうのでワイヤーの種類を変えました

以前使っていたものはワイヤーのコーティングが一層だったのですが

今度は二層になってより白いコーティングが剥がれないことはないですが剥がれにくくなりました

地味なマイナーチェンジですが(患者さんは気づいていない、、)こういったことを繰り返していくことが大事かなと、、、、




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歯科における金属アレルギーの話

2020-09-18 18:58:30 | 歯列矯正

週末は成人矯正学会のオンラインセミナーでした

僕自身が感染すると患者さんに迷惑がかかるのでしばらく学会やセミナーはすべてオンライン上で参加しています

今回のセミナーで歯科治療時の金属アレルギーについての話が聞くことができ知識の整理ができました

通常の歯科用材料だと問題がおきる患者さんに対して使用できるアレルギーの出ない、あるいは出にくい材料には次のようなものがあります

レジン 樹脂、純チタン 、チタン合金、ニッケルフリー合金、パラジウムフリー合金、セラミック、ジルコニアなどが歯科治療に使用できます

また、矯正治療の使用するブラケットやワイヤ^ーもセラミックニッケルフリー合金で歯列矯正が可能です

ぼくが歯医者になった頃にはなかった最新材料ばかりですがすべて取り扱っていますので金属アレルギーのご心配な方は治療の際、ご相談ください

ちなみにお口の中の金属のアレルギーはお口の中だけでなく皮膚にでることも少なくありません 

また金属アレルギー以外の皮膚疾患の場合は当院向いの弟の斉藤皮膚科へどうぞ






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スピード矯正

2020-02-14 16:56:00 | 歯列矯正

東京でのセミナー二日目です

今回は前から聞きたかった「コルチコトミー」で有名な深澤先生の講義でした

「コルチコトミー」とは矯正治療時に骨の表面に傷をつけて骨の代謝を上げることによって早く歯を動かす治療方法でスピード矯正とも呼ばれます

成長期を終えた成人の矯正治療においてはやったほうがいいというよりやらないといけないテクニックですとはっきり言われていました

小さい外科処置で矯正治療の治療期間が短くなり、歯の後戻りがしにくく、将来の歯周病のリスクを減らせる、歯を抜かなくてもいい、などと圧倒的にメリットが多いことが理由です

しかも外科のリスクを最低限にする装置や最新テクニックも紹介されていました

ひとときも目を離せない講演でした


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矯正治療を早く正確に!

2020-02-12 15:03:21 | 歯列矯正

週末はコロナ騒ぎの中、マスク、手洗いうがいを徹底しつつ東京で成人矯正学会のセミナーに参加してきました

1日目のテーマはインプラント矯正です

矯正治療で歯を動かす場合、反作用で歯が動くことが治療を複雑にします

それをインプラントを固定源にすることにより治療をよりシンプルにすることができます

また、奥歯をより口の奥に動かす場合今まではヘッドギアなど頭にかぶる装置が必要でしたが

それもインプラントを固定源にすることにより、ヘッドギアなどをかぶる必要がなくなるだけでなく確実の奥歯を動かすことが可能になりました

当院でも以前よりインプラントを使って矯正治療に取り組んでいますが、実際治療を早く正確に行うには必須のものとなっています

インプラントは歯がない患者さんだけではなく歯並びを治したい患者さんにとっても有益なことを広めていきたいと思います







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歯列矯正 裏側の世界!

2020-01-14 17:45:17 | 歯列矯正

週末は東京へ成人矯正学会のセミナーに参加してきました

今回は二日間使って舌側矯正について学びます

舌側矯正とははの裏側に矯正装置をつけて歯並びを治す方法でリンガル矯正ともいいます

当院でもe BraceというCADCAMを使用してロボットでワイヤーを3D形成するシステムを以前より使っていますが

舌側矯正装置の弱点として喋りにくい、舌が痛いなど欠点もあることを説明すると外側の矯正装置を選ばれることが多いです

ただ、仕事によっては装置が見えると困る人もいるのでそう言った場合は舌側矯正装置の出番となります

インビザラインなどのマウスピース矯正装置では直せない、でも外から装置が見えるのは嫌という患者さんにとっては第一選択になってきます

今回は舌側矯正だけをしているスペシャリストの話が聞けていろいろと有意義なセミナーでした
 


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痛みが少ない上に早く歯が動く矯正治療方法!

2019-11-12 19:04:08 | 歯列矯正

週末は日の丸の旗が振られる東京に成人矯正学会のセミナーに参加してきました

今回のセミナーで「パッシブライゲーション」についての講演がありました

この「パッシブライゲーション」という言葉は「セルフライゲーション」「ローフリクション」などとも呼ばれる矯正治療システムの一つです

歯につけるブラケットと呼ばれる矯正装置にワイヤーを縛り付けるのではなく、装置の内部でワイヤーが自由に動くようにすることで歯が動く時の摩擦を減らす特徴があります

結果として歯と歯周組織を痛めることなく、痛みが少なく、効率的に歯を動かすことができます

当院でも以前よりクリアスナップという装置を使用していましたが最近3Mのクリアティという装置に変えました(詳しくはホームページに記載していますのでそちらをご覧ください)

患者さんにとっては2回矯正治療を受けない限り違いが分かりませんが自分の経験では明らかに歯がスムーズに動きますし、患者さんの痛みの訴えも少ないです

今回の講義ではそのシステムの基礎的理論と物理効果について説明があり、より理解が深まりました

ちなみに写真は東京タワーの二日間限定の「天皇陛下御即位 奉祝ライトアップ」で時代の移り変わりを感じることができました




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矯正治療とインプラント治療(2019アメリカインプラント学会8)

2019-11-08 17:30:23 | 歯列矯正

今回、もう一つ興味深いセミナーがあったので追加料金を支払って受講しました

アメリカ美容歯科学会のSalvatore Lotardo先生の講演で「The Ortho-Implant Connection」というタイトル、すなわち「矯正治療とインプラント治療をつなぐ」ですので今回僕が聞きたかったテーマに一致します

内容も美容歯科学会の先生らしく前歯において矯正治療とインプラント治療を併用し審美的に問題がある患者さんを最小限の治療で最大の効果を上げて治療されていました

治療のコンセプトを始め細かいテクニックも学べ、価値のあるセミナーでした

最後に一緒に写真を撮っていただいたのですが、時差で眠くて涙を拭いながら必死に聞いていたので顔が引きつっていますね





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矯正治療がわかりにくい理由

2019-10-15 09:30:19 | 歯列矯正

今回の矯正セミナーでも分析方法や矯正のシステムの説明でしたが、聞けば聞くほど種類が多すぎてわかりにくいです

そしてこのセミナーのタイトル!

なぜわかりにくいのかを説明してくれました

ざっくりいうと素材や検査方法の進化、地域による患者さんの好みによる治療方法の流行、それに伴う理論の多様化が原因だそうです

それらの歴史を聞いて思うのは現代からみれば昔の治療が稚拙にみえますが、現在の治療も未来からみたら稚拙に見えるということ、、、

消えてしまった治療理論や治療方法が素材の進化で復活してきたり、、、

それらを想定しながら治療理論を組み立てていかなければいけないですからやはり歴史を踏まえた上で常に学び続けないといけないですね

頭を使って疲れたのでちょっと活力をつけに韓国料理を新大久保に食べに行きました

ここはまるでソウルの一番賑やかな街「明洞」ですね

明日も頑張ります



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マウスピース型矯正の功罪!

2019-10-08 18:07:17 | 歯列矯正

マウスピース矯正、人気ですね

当院でもインビザラインというマウスピース型矯正装置を導入していますが、

症例としてて満足のいく治療結果が望めない場合はマウスピー矯正をお断りさせていただき従来のブラケット型の矯正装置を使用していただいていおります

そんな折、日本矯正歯科学会よりマウスピース型矯正装置による治療に対してポジションステートメント、すなわち治療指針が発表されました

公的な機関がマウスピース型矯正装置について見解を示してくれたのでこれからは患者さんへの説明が楽になります

以下 公益社団法人 日本矯正歯科学会 アライナー型矯正装置による治療指針 からの抜粋です

1)歯科医師が介在しない形でマウスピース型製品は歯科医学的にも非常に危険であるため絶対に避けてください

2)マウスピース型矯正装置の欠点

歯の移動量の少ない症例に限られる(軽度の乱杭歯、軽度の歯の空隙、矯正治療後の軽度の後戻り等)

毎日長時間の装着を必要とし、使用状況によって効果が大きく異なる

小児や骨格性要因を含む症例には適さない

現在の医療水準で考えれば精密な歯の移動は原則として困難で、満足のいく治療結果が得られない可能性がある



先日、他院でマウスピース型矯正で治療不十分のまま治療が終了された患者さんが来院されました

しかし当院でマウスピース型矯正装置でしっかり治った患者さんももちろんおられます

マウスピース型矯正は適応できる患者様には画期的ですが、歯並びの悪い方すべての人に適しているわけではないことをご理解ください







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真っ白な矯正装置!

2019-07-27 10:16:38 | 歯列矯正

最新の真っ白な矯正装置を導入しました!

今までの矯正装置は装置も透明で目立たなかったのですがワイヤーを止める透明のゴムが変色し黄色くなりましたが、今回導入して3Mクリアリティという新型矯正装置は装置の内部にワイヤーをシャッターで挟み込む形状なのでワイヤーを固定するゴムが必要ありません。

また、表面がシャッターを閉じる構造のため唇に当たる部分も滑らかで違和感が少なくなっています。

しかも装置とワイヤーの抵抗が少ないので歯が早く動く!

せっかく白い装置なのでワイヤーも新型の白いワイヤーを併用します。

これも昔は塗装が剥げてまだらになっていましたがかなり改善されて長い期間白色を維持できる様になったそうです。

先月の成人矯正学会で発表されたばかりの装置ですが患者さんに説明したところぜひこの装置で治したいとのことですでに2名装着して治療開始しました。

また、装置を歯に接着する方法も以前より便利になりスピードアップしました。

患者さんだけでなくドクターサイドとしても願ったりかなったりです。

矯正装置が見えるのが嫌で、マウスピース矯正を希望されていたけれども症例的に無理と診断された患者さんや、裏側の矯正装置が違和感が大きくてあわない患者さんはお気軽にご相談ください。

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