マウスピース矯正、人気ですね
当院でもインビザラインというマウスピース型矯正装置を導入していますが、
症例としてて満足のいく治療結果が望めない場合はマウスピー矯正をお断りさせていただき従来のブラケット型の矯正装置を使用していただいていおります
そんな折、日本矯正歯科学会よりマウスピース型矯正装置による治療に対してポジションステートメント、すなわち治療指針が発表されました
公的な機関がマウスピース型矯正装置について見解を示してくれたのでこれからは患者さんへの説明が楽になります
以下 公益社団法人 日本矯正歯科学会 アライナー型矯正装置による治療指針 からの抜粋です
1)歯科医師が介在しない形でマウスピース型製品は歯科医学的にも非常に危険であるため絶対に避けてください
2)マウスピース型矯正装置の欠点
歯の移動量の少ない症例に限られる(軽度の乱杭歯、軽度の歯の空隙、矯正治療後の軽度の後戻り等)
毎日長時間の装着を必要とし、使用状況によって効果が大きく異なる
小児や骨格性要因を含む症例には適さない
現在の医療水準で考えれば精密な歯の移動は原則として困難で、満足のいく治療結果が得られない可能性がある
先日、他院でマウスピース型矯正で治療不十分のまま治療が終了された患者さんが来院されました
しかし当院でマウスピース型矯正装置でしっかり治った患者さんももちろんおられます
マウスピース型矯正は適応できる患者様には画期的ですが、歯並びの悪い方すべての人に適しているわけではないことをご理解ください