時折、インターネットやテレビでかみ合わせが全身的に問題を起こすといった記事や番組を見かけます
これについてですが、結論から言うと基本的にかみ合わせと全身の問題は関係がありませんし、顎関節症とかみ合わせも関係がありません
下記は一般社団法人日本顎関節学会治療ガイドラインからの抜粋ですが http://kokuhoken.net/jstmj/
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現在、インターネット上では、咬合調整によって全身の不調が引き起こされたとする医療消費者の質問などが散見される。
しかし、学術論文に、そのような症例報告は、ほとんどないようである
すなわち害に関しては、咬合調整と全身の不調の因果関係を示す論文は存在しなかった が、知覚過敏症などを引き起こす可能性があることがわかった。
咬合調整という治療手段が顎関節症治療に採用された理由は，咬合不良が顎関節症の原因であると考えられたことにあるわけだが，すでに世界的にも咬合病因論を信じている顎関節研究者はいない
そうであるにもかかわらず，歯科保険医療に組み込まれてあるため に躊躇なく採用する歯科医がいるということも考えねばなるまい.
今後，顎関節症の治療 手段としての咬合調整に関して実施すべき研究があるとは思えない.しかし上下歯列接触癖といった習癖行動とリンクした形での不正咬合の影響という研究はなされるべきであろ う.
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かみ合わせと全身の不調、かみあわせと顎関節症には関連性がない旨が書いてありますが、まだまだ個人的にその関係性を強調している歯科医師やテレビ番組も多いようです
いつものように情報の出所に気をつけましょう
