
先日、ネットで九州大学で「世界初ヒト歯周病の歯茎で脳内老人斑成分が産生されて いることが判明 」という記事を見ました
実は歯周病が認知症、とくにアルツハイマーに関係のあることはずいぶん以前から言われていることなのですが初耳の患者さんも少なくないのでちょっとそのお話を、、
僕の先輩で松本歯科大学歯科保存学講座の吉成教授の論文がわかりやすく解説してあるので参考にurlを載せておきます
https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio/60/3/60_147/_pdf/-char/ja
上記の論文の要点をまとめると
「歯周病菌が体に入るとそれを攻撃するために体のあちこちに炎症が起きて歯周病や糖尿病もひどくなり、それによって歯周病もひどくなるので負のスパイラルが進みます」
ということです。
そして最初に書いた九州大学ではそのメカニズムの一部を解明し国際学術誌のオンラインジャーナル「Journal of Alzheimer’s Disease」に掲載され、また、重要な論文としてジャーナルのEditor's Choiceにも選ばれました。
誰もがなりたくない認知症の原因が歯周病にあるとしたら逆に徹底的なお口の健康管理がそれを防いでくれる可能性が高いということです
歯周病はほとんど自覚症状がないため歯科での検診と治療をお勧めします