最後に歯科医院が多すぎるといういつもの話題です
厚労省の医療施設動態調査によると、まだコロナの影響が出ていない20年1月末の歯科診療所総数は6万8327院。21年10月末は6万8028院で、わずか0.4%の減少にすぎない。歯科診療所の数を評する際によく使われる「コンビニより多い」という状態は現在も継続中。なお、コンビニ総数は5万5950軒(21年12月、日本フランチャイズチェーン協会調べ)となっている。
そうです 歯科医院はコンビニより多いので経営が苦しい→なので高額な治療を勧める といういつものフレーズです
なぜ業態が全く違うコンビニと数を比較されるのかよくわかりません
ちなみに、あん摩・マッサージ指圧・はり・きゅう・柔道整復の施術所数が全国で14万 歯科医院はその半分以下
美容室は全国で25万 歯科医院はその4分の1以下しかありません
むしろ1対1で時間をかけてサービスを提供することにおいては施術所と美容室に近いと思うのですがなにか意図があるのでしょうね(笑)
もし数が多いので苦しい、なので悪徳という理論を当てはめると歯科医院より多い職種はもっと悪徳業者になってしまいますがそれはないでしょう
ちなみに厚生労働省が数年前より歯科医師国家試験の合格率を下げたため、以前は毎年3000人歯科医師が生まれていましたが
今は毎年1600人に抑制されているため、団塊の世代、団塊ジュニア世代が引退すると歯科医師不足がしばらく続きます
この記事を書いたジャーナリストは最後に「窮状はわかるが、患者を食い物にして乗り切ろうとするような考え方では、歯科業界の未来は暗い」
とまとめていますが実際には「将来的にはより一層の保険治療の弱体化と歯科医師不足により多くの歯を治す必要のある患者さんの未来は暗い」の間違いです
なので、今のうちからしっかり予防して治療が必要な時は長期的な考え方をもとにしっかりとした治療を受けてメインテナンスを続けて将来に備えましょう