歯周病菌が心臓病や糖尿病、肺炎や関節リウマチなど、数多くの全身の病気を誘発したり悪化させたりする原因になっていることが最近よく報告があります
歯周病菌は毒素で歯肉に炎症を起こし、炎症で歯周ポケットが深くなるとさらに繁殖が進みます
そして、歯周ポケット壁に微小潰瘍と言われる小さな潰瘍を無数に作り、そこから毛細血管に入り込み、血液に乗って全身を巡ります
通常、体内に入った細菌は白血球によって食べられてしまうのですが、歯周病菌は、血小板に取り付くため、白血球は攻撃ができません
そして赤血球の中にある鉄分を栄養にしながら、やがて血小板同士を集めて塊を作り、その中で繁殖します
これが血管内壁に付着すると血栓ができ、それが脳内の血管にできれば脳梗塞の原因になります
テレビでよく50代以上の半分が歯周病と言われていますが実際には症状がないため放置されている方を多く見かけます
症状がなくても歯科で定期検診を受けるようにして歯周病を防ぎましょう