オリンピック体操の日本代表選手が20歳以下でタバコを吸っていたことが問題となり、出場を辞退する事態が起こりました。
このニュースを受けて、いろいろな意見が上がっていますが
「20歳以上であればタバコを吸ってもよかったのに」という見解に歯科医師としては逆に違和感を覚えます
タバコは健康に極めて悪影響を与える危険な習慣であり、特に歯周病の進行に深刻な影響を及ぼします
もちろん口腔内だけでなく全身的にも癌などのリスクを向上させます
そのため、20歳未満であればもちろんタバコを吸うことは避けるべきですが、
20歳以上であっても健康への悪影響は同様に大きいということを認識することが重要です。
習慣化して長期間喫煙すればよりリスクは向上していきます。
オリンピックの父であるクーベルタンが唱えたオリンピックの精神は
「スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること」
未成年に限らず、喫煙することは心身を向上させるのと目的としたオリンピック精神に反します
オリンピックが無事開催されて、皆さんの健康と世界の平和に役立ちますように