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週末は名古屋にて開かれた口腔病理学講座の同門会に参加してきました。
毎回この同門会では講演していただく先生がバラエティに富んでいてとても興味深い話を聞くことができるのですが
今回は母校の愛知学院大学付属病院の言語治療外来部門から早川統子先生を迎えての講演でした。
内容はタイトルにもあるように発声、発語に問題のあるお子さんの治療についての講演でした。
言語治療外来は1997年に制定された国家資格である聴覚療法士によって音声機能、言語機能に問題(舌足らず、吃音など)のあるお子さんに対して、
検査、助言、指導、援助を専門に行う部門です。
うまく言葉を伝えることができない子供は周囲が話を聞いてくれないと感じ、話すことを控えてしまうこともあるそうで、
精神的なケアも含めて治療を進める必要があるそうです。
また、子供特有の固有名詞、たとえばポケモンのキャラクターや友達の名前などもあらかじめこちらが調べておいて本来発音したかった音と
実際話している音とのずれを修正していくとのことで、一般の歯科の知識とはかなりかけ離れたスキルが必要なため、
早川先生もこういったお子さんについて相談を受けた場合、聴覚療法士に任せていただいた方が治療がスムーズですと説明されていました。
もしそういった症状がお子さんにあって悩んでおられる患者さんは口腔外科等をご紹介いたしますのでお気軽にご相談ください