45年前 長姉は40代で手遅れの胃がんで逝った
中学の息子と 小学生以下の娘3人を残して・・・
最期は壮絶な痛みとの闘い いのちを縮めるモルヒネで緩和した
そんな姿を幼い子供達は どのような心で捉えたか
一番上の息子は ひたすら勉学を重ね 医学博士となった
娘は二人とも看護婦となり 中の一人は婦長も経験して未だ現役である
上の一人は 病院で知り合った眼科の医師と結婚した
一番下の娘は苦学を重ね 夜間の大学に通い 数学の教師となった
しかし数年前 白血病で亡くなった まだ独身であった
それぞれ姉の死を以て 自らの進路を心に刻んだと思う
眼科の医師と結ばれた姪は 一時 肺気胸の病気を患った
肺に穴が空いたり 空洞が無数に出来る
明日をも分からないと言われ 親戚も呼ばれた
しかし 奇跡のように 快復して退院した
ただ 発作が起きたり 笑っても 肺の穴がつぶれ危険だった
数年かかり それも徐々に快復していった
連れ合いの医師である彼は 小児眼科でもある
それだけに優しく 姪を見守り 励ましてきたのだろう
その彼が 大腸がんで亡くなったと 昨日 報せがあった
勿論 歳も私より遙かに若い
身内の訃報は辛いものである
そして また 人のいのちを考えさせられるものでもある
姪は小さいうちは 私が一緒に遊び 時には日帰りで連れ出した
小学校の作文で 尊敬する叔父さんと書いたと姉が笑って告げた
明日が通夜 明後日が告別式となる
明日の午後 横浜へ向かい宿泊して参列する予定となった
今日は 足立区の老人介護施設へ音楽訪問
明日は 下町のうたごえがある
明るさと元気 笑顔の私が翳りは見せられない
幸い 永い人生で 辛苦を感じさせない修練は出来ている
今日の誕生花 くろがねもち
花言葉 魅力 用心