ブロ友さんの記事に いつだったか「イタドリ」が載っていた
私の幼い頃の記憶が 呼び覚まされた瞬間である
現在の住まい周辺でも歩いていると イタドリを見ることがある
小学1年から5年の中途まで 私は信州・高遠の更に山奥に住む
親戚の山地を 父が開墾して 僅かな農地と 藁屋根の家を建てた
雪も深く 電気 ガス 水道 ラジオなどは無い ランプが唯一の灯である
灯油は山を越え 一升瓶を背負い街まで行く 無い時の方が殆ど夜は暗闇である
ランプは使えば 一晩でホヤは真っ黒な煤 これを 翌日 きれいに磨く
それこそ 漏れ入る月の光 雪の輝き 外は満点の星はあった 蛍雪時代(笑)
食べるものが無い 野草は殆ど食した イタドリも食べたと言うより齧って捨てる
つつじの花はまとめて口に入れ 蜜を吸う 蛇 カエル バッタ イナゴは有難い
冬が一番困る トウモロコシや大根の干し葉が僅かに空腹を満たす 雪に醤油も試した
学校の身体検査 医師は 私に「栄養失調」と告げる 意味は分からない
父は出稼ぎに出る前 多分 来年は会えないだろうと母に言ったそうだ
あまりの空腹に幻覚も見た 現実と幻覚が混じり・・良く生きてきたと今でも思う
イタドリは 大きな印象を持って消えない あとは アメリカザリガニ
ザリガニは東京へ出て来てから 主に食料となった だが大腸菌が危険と指導される
記憶の一部 イタドリのコメントを書いた 高知県にお住まいのブロ友さんの記事である
高知では イタドリがシーズンになると店先に並ぶと言う
あのイタドリが・・・先日 房総へドライブしたら 鋸南の道の駅でも売られていた
都内のスーパーなどでは 何十年も見たことが無い
昨夕 そのブロ友さんから イタドリが一束 送られてきた
私の記憶の山菜だ しかも ご自身で調理されたものも一緒
フルーツは「小夏」「豚まん」「ミカンジュース」「ところてん」
送料も含め かなりの代金を負担させてしまった 嬉しく感謝して戴く
イタドリ=スイバの別名 スカンポの別名 とか
北原白秋の 「すかんぽの咲くころ」が懐かしい
ブロ友さん調理済みのイタドリ炒め物 凄く美味しい!
生で幾つか齧って70年前の記憶と? 酸っぱさはあるが あの時の味だ
これは 皮をピーラーで剥いて 食べやすい大きさに切ったもの
これを湯でさっと煮て 冷水に入れ あく抜き 今朝 2本ばかり食べた さっぱり味
イタドリとピーマン 細切れ かつぶしでチーズ載せ ピザ風トースト バージンオイルをかけた
次は カニカマも利用して サラダに応用も・・イタドリのシャキシャキも好感!
高知新聞が入れてあった 家では新聞は取っていない 地方紙らしい記事も興味を呼ぶ
美空ひばり - すかんぽの咲く頃
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