読んでみた感想、
島義勇についての第一級のレポートで、
資料整理書籍で有る。
膨大な時間が掛かっただろうなあ~
この書籍、
司馬遼太郎が読んだらどんな小説になるだろうか?
明らかに司馬遼太郎好きな人物、
少数民族への愛情、
心優しく、
義勇に満ちた人物を司馬さんならどんな小説になっただろう?
島義勇は鍋島藩が作り出した傑人、
司馬遼太郎は鍋島藩を
「幕末、佐賀藩ほどモダンな藩はない」(「アームストロング砲」講談社文庫)と記した佐賀藩は、
ペリー来航の3年も前の1850年に日本初の反射炉を建設。
鉄製大砲の鋳造に成功し、
保有するアームストロング砲は幕末の東京・上野戦争で旧幕府軍を壊滅させ、
新政府軍勝利の原動力となった。
実用蒸気船も蒸気機関車の模型も日本で最初に完成させた。
と語っている。
鍋島藩は長崎警備の関係で国防面で他の藩より優秀、
藩主の直正の影響で島義勇もその方面に強くなるのは至極当然、
それにしても、
明治2年7月
北海道の開拓使となり即座に札幌の街並みの基礎を作り
散々苦労して越年した、
ところが、開拓長官が東久世通禧に代わると島義勇は明治3年1月に解任される
貴族出の東久世にとって、融通に利かない島義勇は目の前のタンコブだったのだろう
それにして、
北海道での島義勇の活躍にはびっくり、
そして、アイヌへの愛情は特筆もの、
島義勇の最後は佐賀の乱の江藤新平に付き従う、
負けると分かっていても、
西郷隆盛とよく似た最後、
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