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奄美民謡の悲愁

2015年10月09日 15時27分50秒 | 文学雑考
奄美は長い間、奴隷の島だった。
略奪されるだけ、
絞り獲られるだけ絞り獲られた。

まるでそれはサトウキビから出る成分を絞るかの如くに、

特に江戸時代後期と明治維新を迎える以前が過酷、
薩摩藩は江戸時代後半、その財政が破綻寸前、
収入を何処に求めたか、
奄美のサトウキビ、
今で言うなら、
税率90%

幕末までその施政はほとんど変わる事が無かった。
特に幕末は鉄の精錬、金銀の精錬に奄美の若者を奴隷の如く使い捨てた。

幕末の薩摩藩の軍資金はサトウキビと密貿易だった事は良く知られている。

明治となり、
奄美を過酷に扱ったと明治政府は、
奄美のだけにサトウキビから作る焼酎、
黒糖焼酎を作る特許を与えた、

因みに奄美やその諸島の民謡の音律がいかにも悲しげなのは
長い搾取された時代の悲愁が生んだ音律、

司馬遼太郎は奄美諸島の人達の歴史を愛情の注ぐような文章で綴った。
司馬遼太郎らしい、
少数民族、
マィノリティーを生涯、その眼差しは向いていた、
モンゴル人、
台湾人、
スペインとフランスの国境のバスク人、
果てはキリスト教徒にヨーロッパを追われ、
北限に逃げたケルト人、
奄美諸島についても、

なの民謡の声音を出せるのは奄美人、
特有だと断言する。

元ちとせ、
泣かせるね~~




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1 コメント

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Unknown (やえ)
2024-11-28 20:20:04
奄美のサトウキビで作る焼酎、おいしそう 🤤
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