石塚公昭 (いしづかきみあき)
人形作家・ピクトリアリスト。作家やジャズマンをモデルにした人形を製作し、それだけでも魅力的なのだが、さらに作品世界を思わせる背景や小道具をちりばめて人形の写真を撮る。江戸川乱歩の作品は実写ではないかといわれたくらいで、絶対にありえないのだけれどファンが頭の中に漠然と描いていたイメージを見事なまでに具体化している。
また、近年は明治の終わり頃から大正にかけて芸術写真運動の中で製作され、現在ではほとんど忘れられてしまっているオイルプリント(オイルピグメントプリント)という技法に取り組んでいる。写真でありながら絵画のような質感を作り出すことができるこの手法は、作品世界にさらなる魅力を与えている。
版社/著者からの内容紹介
こんな乱歩が見たかった! かくもリアルな乱歩が、自らの小説世界を跳梁する。9本の江戸川乱歩の小説をヴィジュアル化。江戸川乱歩、怪人二十面相、黒蜥蜴の人形たちが本物と見紛おうリアルさで登場!
小説の抜粋と図版115点で構成。読んで楽しめ、見て楽しめる、摩訶不思議なヴィジュアル小説本。
内容(「MARC」データベースより)
こんな乱歩が見たかった! 怪人二十面相、黒蜥蜴、D坂の殺人事件…。かくもリアルな乱歩が自らの小説世界を跳梁する。乱歩の人形を作り、その作品のイメージの中で撮影した、ときにユーモラス、ときにエロティックな写真集。
(Amazon.の解説より)
僕は、江戸川乱歩の世界が大好きなので、とても強く惹かれる。
http://www.kimiaki.net/