M-1グランプリ(えむわんグランプリ)は、島田紳助が企画して、吉本興業が主催する漫才の選手権大会である。オートバックスセブンが特別協賛(冠スポンサー)していることから、「オートバックス~M-1グランプリ」が正式名称なる。朝日放送(ABC)制作で、テレビ朝日(ANN)系列で放送される。
概要
大会実行委員長は島田紳助。紳助は自身の現在のタレント生活が成立しているのはデビュー当時から8年間続けた漫才(紳助・竜介)があってこそと考えており、またその漫才を途中で辞めた罪悪感から「何か恩返ししなければ」と常々考えていた。また、「松本紳助」内で松本人志と「単純におもろい奴を決めるコンテストがしたい」と話をする中でその構想は具体化していった。(松本が審査員を務めているのはこの番組で紳助に誘われたため。)
このような経緯を経て、2001年(平成13年)に吉本興業の主催で創設される。全国規模としては「NHK新人演芸大賞」と並ぶ新人漫才コンクールであるが、参加資格はオープンであり、結成から10年目以内でありさえすれば(注:結成10年目以内というのはあくまで参加者の自己申告によるため、実際には結成年を偽り、カンニングなど10年をゆうに越える出場者も存在する。)プロ、アマチュア、国籍などの一切は問われない。即興で結成されたコンビにも門戸を開いている。ちなみに、2002年の第2回大会までは事実上、結成から10年未満(9年目まで)であった(1993年結成で当時9年目だったますだおかだが「ラストチャンス」と言われた為)。
開始当初は「どうせアマチュアは決勝にも行けないだろう」と言われていたが、近年ではアマチュアの複数組が準決勝に進出したり、2006年には現役OLコンビ・変ホ長調がアマチュアとして初めて決勝進出を果たすなど躍進している。年々、参加人数もレベルも上がっているため、アマチュアが優勝するのもそう遠くはない状態である。また、2006年大会ではアマチュアかつどこにも所属していない変ホ長調以外すべての決勝進出者が吉本興業所属というM-1史上初めての状態となった。
名称は「漫才」の頭文字を取り、「F1グランプリ」や「K-1グランプリ」にならったもの。しかし、漫才に限らずコント(ショートコントのようにセットを使用しないものに限る)・トーク・歌などの芸が許されている。過去に決勝で漫才をやらなかったのはテツandトモ、準決勝では、オリエンタルラジオ、イシバシハザマ、バルチック艦隊など。またコンビだけでなく3人以上でも出場でき、過去にはザ・プラン9(5人組)が決勝に進出し、安田大サーカス・にのうらご・我が家・せんたくばさみ・うがじん・ニブンノゴ!(トリオ)なども準決勝まで残った例がある。
2004年の第4回から放送時間も2時間半に増大またステレオ放送となり、翌2005年(平成17年)の第5回から、第4回まで使用したセットから電飾が多い派手なものに大幅にチェンジされた。審査員の点数は審査員席上の大型スクリーンに写されるようになり、第1回大会で設けられた「チャンピオンズシート」同様の「暫定ボックス」なる、暫定上位3組が着席して後続のコンビの審査を待つスペースが設けられた。さらに番組はCM前のジングル・提供表示時のBGMが変更され、ハイビジョン制作として放送された。また2006年(平成18年)の第6回では前年のセットの大まかな形体はそのままでさらに派手な装飾が施された。
チャンピオン決定までの道のり
予選
毎年9月から12月にかけて、東京・大阪・名古屋・福岡など各地で予選が行われ、1回戦・2回戦・3回戦・準決勝へと進んでいく。
1回戦は前年度準決勝以上に進出したコンビには(2006年から歴代のM-1優勝者も)シード権があり免除される(第2回大会のみ、第1回大会の準決勝以上に進出したコンビは1回戦と2回戦が免除されていた)。余り知られていないが、予選1回戦のみ複数回受ける事が出来る。
3回戦では2005年からネタの順番などにより敗退した芸人の中から数組が審議によって追加枠として準決勝に進出できる(進出者が出ない可能性もある)敗者復活制度も行われている。
準決勝は12月中旬に東京会場(ルミネtheよしもと)、大阪会場(なんばグランド花月)で2日続けて行われる(順序は年により異なる)。2日目の終了後、決勝進出8組(2001年の第1回のみ10組)に絞られる。
予選のネタの制限時間は1回戦は2分(第5回までは3分)、2・3回戦は3分、準決勝は4分。
予選で話題を集めたコンビ
決勝に残るほどの実力はなかったものの、予選に挑戦する様子がスポーツ新聞の記事等で紹介される話題性の高いコンビが毎年登場する。
2001年・第1回大会の
「なんで家いるか・えびす」(大阪プロレスのレスラーのスペル・デルフィン&えべっさん)
「イタキム」(板尾創路&木村祐一)
毎年皆勤賞の喜多ゆかり(現・ABCアナウンサー)、
2002年・第2回大会の
「くまさんねこさん」(島木譲二&池乃めだか)
2003年・第3回大会の
「公造&千佳子」(芸能レポーターの井上公造&駒井千佳子)
「ヤマダタイガー」(阪神タイガースファンのホームレスとピン芸人のコンビ)
「ヒロ&中條」(吉田ヒロ&中條健一)
2004年・第4回大会の
「たばこ」(ネゴシックス&中山功太)
覆面を被った「とんこつなんこつ」(正体はカンニングの竹山隆範&中島忠幸)
2005年・第5回大会の
「竹山崎」(竹山隆範&山崎邦正)
「おくにと申します。」(小藪千豊&土肥ポン太)
「さんだあず」(ABCディレクターと元NHK職員で、元NHK職員の方は、準決勝前日付けでNHKを退職した。)
「高田モンスター軍」(アン・ジョー司令長官&島田二等兵)
2006年・第6回大会の
「たむらけんじと竹山崎」(たむらけんじ&竹山隆範&山崎邦正)
「GLOBAL STANDARD」(小林恵美&小島くるみ)がその例である。
決勝戦
12月下旬に決勝大会と最終決戦が開催、テレビ生放送(ABC制作、テレビ朝日系全国列ネット)が行われる。ABCが日曜日のゴールデンタイムに制作枠を持っている関係で、決勝戦の放送枠は同月の第4又は第5日曜日の夜に設定されることが多い。
当日はまず放送前に敗者復活戦が行われ、準決勝で敗退した出場者が漫才を披露、そこでの審査において1組だけが「敗者復活戦枠」として決勝に進むことができる。敗者復活戦勝者は決勝戦のテレビ生放送中に発表。また、敗者復活戦の模様は2004年よりスカイ・A sports+で完全生放送されている。敗者復活戦の勝者は決勝の放送中に発表され即座に敗者復活戦が行われた会場から決勝のスタジオに車で向かう。2005年まではワゴンカーであったが2006年は特製の装飾が施されたオープンカーで決勝スタジオまで向かう予定であったが開催日がクリスマスイヴであったため渋滞により途中から自転車に乗り換える事態になった。
そして決勝戦において進出者8組+敗者復活戦勝者1組の計9組全員の漫才が披露され、審査員の得票での上位3組による最終決戦に進出する。
最終決戦
決勝戦で勝ち残った上位3組が順位に関係なく、決勝戦とは別のネタを披露し、審査員が3組で一番おもしろいと思ったコンビに投票する「指名投票制」で行われ、もっとも票を集めたコンビが優勝となる。 もし審査員の票が3:3:1など票が同じになった場合のみ決勝戦の順位が適応され、得点が高かった方が上位に認定される。
チュートリアルは、徳井義実と福田充徳によるお笑いコンビ。吉本興業大阪本部所属。1998年3月結成。
メンバー
徳井義実(とくいよしみ、1975年4月16日 - )ボケ担当。立ち位置は向かって左。
福田充徳(ふくだみつのり、1975年8月11日 - )ツッコミ担当。立ち位置は向かって右。
概要
漫才のネタでは、様々な妄想を膨らます徳井に福田が文句をつけるといったパターンが多い。爆笑オンエアバトルや笑いの金メダルなどではコントを披露することもある。また、漫才中に徳井が思い出したかのように福田の顔のテカりをいじることが多い(歯並びの悪さをいじることも)。最近では、徳井の奇妙なキャラクターと、福田の歯切れのよいツッコミが冴え渡る。
2003年までは baseよしもとを中心に活動。同年夏に baseよしもとを卒業後、現在はうめだ花月でネタもん・芝居もんなどにレギュラー出演するほか、同劇場でトークライブ「チュートリアルのシャベルケ?」などを開催している。
M-1グランプリに過去 3 回出場。2001年は審査員の得点で 10 組中 10 位(会場票を含めると 10 組中 8 位)と散々な結果だったが、2005年の決勝戦では彼ら独特の漫才を見せ、結果 5 位。松本人志に一言「面白いですね」と言わしめた。2006年決勝戦第 1 ラウンドで冷蔵庫を買い換えたネタで 1 位通過後、第 2 ラウンドでは自転車のベル(チリンチリン)を盗まれたネタで審査員 7 名全員の票を集め、パーフェクトで優勝した。審査員の南原清隆にも「絶対売れる」と講評された。
ちなみに、2001年の時のキャッチフレーズは「お笑い陰陽師」(京都出身であるため)。2005年は「暴走するイケメン漫才」、優勝した 2006年は「華麗なる妄想族」である。
ラジオ「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」では、京都出身の 2 人ならではのトークを垣間見ることができる。
フリートークでの(特に徳井の)下ネタで客を引かせた経験を持つ。
徳井は親戚や家族がワイ!ワイ!ワイ!を見にきてた際にも下ネタトークをし、客を引かせた。ちなみに、帰り道での親戚一同の会話の中には、一切徳井のことは出てこなかったらしい。
チュートリアルの 2 人は高校時代からずば抜けておもしろかったらしい。
高校時代、喫茶店で 8 時間話して家に帰っても足りなくて電話で話したりするほど仲が良かった。
福田の料理の腕前はかなりのもので、吉本の若手芸人の中でも群を抜いている。一方の徳井もビーバップ!ハイヒール内の企画、メシ-1グランプリで度々高得点を獲得し、優勝するほどの料理上手である。
略歴
出身は二人とも京都府京都市。幼稚園、小学校、中学校(京都市立修学院中学校)、高等学校(京都府立北稜高等学校)、予備校とずっと同じであった。その後二人とも大学受験に失敗し、一浪して徳井は花園大学、福田は大阪学院大学に進学。就職活動などで疎遠になるも、徳井がNSCに13期生として通っていたことを知った福田が、徳井を誘って1998年3月にコンビを結成。コンビ名は、二人が高校生・浪人生時代に通っていた河合塾にあった「チュートリアル」(週一で行われる、連絡や模試の結果の返却など事務的な時間)からそのまま名付けたものであり、特に意味を込めているわけではない。(たまに「当時はイキってたんですよ」と発言することもある。)コンビの初舞台は心斎橋筋2丁目劇場。徳井はイケメンと評され、マンスリーよしもと男前ランキングで2003-2005年の三年連続一位に選ばれ、殿堂入りしている(そのため、もう徳井に投票することは出来ない)。2006年M-1グランプリにて念願の初優勝を獲得した。最終結果では審査員全員がチュートリアルを指名した。1000万円の使い道は、徳井「フェラーリの頭金に」福田「敢えてそないほしくないスポーツカーを」という。
年表
1994年4月 - 徳井がNSC入学。
1998年3月 - チュートリアル結成。
2000年1月 - ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞受賞。
2000年9月 - 深夜番組『新しい波8』に出演。
2001年3月 - 初単独「惑星チョートリアル」をbaseよしもとで開催
2001年10月 - 爆笑オンエアバトルで初めてオンエアされる。
2001年12月 - 第1回M-1グランプリ決勝進出(8位)。 キャッチフレーズ:お笑い陰陽師
2002年4月 - KBS京都ラジオ「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」開始。
2002年10月 - ラジオ大阪「よしもとエンタテイメントステーションGOYODA」開始。
2003年3月 - NHK上方漫才コンテスト優秀賞受賞。
2003年3月 - 徳井、吉本男前ランキングで1位に。
2003年7月 - baseよしもと卒業。
2003年10月 - 映画「ガキンチョ☆ROCK」に出演。
2003年12月 - 上方お笑い大賞新人賞受賞。
2004年1月 - KBS京都ラジオ「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」放送100回記念。
2004年3月 - 上方漫才大賞新人賞受賞。
2004年3月 - 徳井、吉本男前ランキングで2年連続で1位に。
2004年4月 - TBSドラマ「ほーむめーかー」に出演。
2004年10月 - ヨシモトファンダンゴTV「ワイ!ワイ!ワイ!」に月曜日MCとして出演(~2005年11月)。
2005年3月 - 徳井、吉本男前ランキングで3年連続で1位に。殿堂入りを果たす。
2005年12月 - 第5回M-1グランプリ決勝進出(5位)。 キャッチフレーズ:暴走するイケメン漫才
2006年1月 - KBS京都ラジオ「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」放送200回記念。
2006年2月 - 徳井、R-1ぐらんぷりに初出場。準決勝敗退。
2006年3月 - ラジオ大阪「よしもとエンタテイメントステーションGOYODA」終了。
2006年4月 - 徳井初のピンライブ「徳井義実ライブ2006~桜の舞~」開催。
2006年6月 - チュートリアルのオールナイトニッポンRが放送される(一回のみ)。
2006年7月 - チュートリアル初単独DVD「チュートリアリズム」発売
2006年10月 - チュートリアル初(※)メイン番組『恋愛バラエティ・ピンどん』10/9(月)がKTVで放送開始。 ※地上波では初。
2006年12月 - 第6回M-1グランプリ優勝。 キャッチフレーズ:華麗なる妄想族
主な受賞歴
第21回(2000年)ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞
第31回(2002年)上方お笑い大賞新人賞
第33回(2003年)NHK上方漫才コンテスト優秀賞
第32回(2003年)上方お笑い大賞新人賞
第39回(2004年)上方漫才大賞新人賞
第1回(2001年)M-1グランプリ決勝進出 8位
第5回(2005年)M-1グランプリ決勝進出 5位
第6回(2006年)M-1グランプリ優勝
出演
TV
恋愛バラエティ ピンどん(チュートリアル初メーン司会番組)(関西テレビ)
笑いの金メダル(不定期、朝日放送)
ビーバップ!ハイヒール(朝日放送)※隔週、ブラックマヨネーズと交互に出演。
せやねん!(土、毎日放送)
マルコポロリ!(関西テレビ)
なにわ人情コメディ 横丁へよ~こちょ!(不定期、朝日放送)
ラジオレギュラー出演
キョートリアル!コンニチ的チュートリアル(土、KBS京都ラジオ)
ゴーJ! (MBSラジオ、2006年) ※準レギュラー
よしもとエンタテイメントステーションGOYODA(ラジオ大阪、2006年3月終了)
メーカー/レーベルより
2006年3月5日にルミネtheよしもとで行われた単独ライブの模様を中心に収録!
コントあり、漫才あり、トークありの笑いどころ満載DVD!
特典映像には、「マンスリーよしもと」の企画、吉本男前ランキングで3年連続1位を獲得し、殿堂入りをみごと果たした徳井義実のプロモーションビデオも収録。
女性ファン必見!
「チュートリアル」がついに・・・という感じ。「笑い」はいい。「笑う事」は「幸せ」を呼ぶんちゃうかなぁ~「明石家サンタ・・・」でも、大阪の人の生電話は、簡潔に喋って、ちゃんと落とし所も心得ている。だから、なんか、僕も安心して見られる。ちなみに、関西テレビでも今年は放送されていた。何年前から大阪でも放送する様になったんやろ。












概要
大会実行委員長は島田紳助。紳助は自身の現在のタレント生活が成立しているのはデビュー当時から8年間続けた漫才(紳助・竜介)があってこそと考えており、またその漫才を途中で辞めた罪悪感から「何か恩返ししなければ」と常々考えていた。また、「松本紳助」内で松本人志と「単純におもろい奴を決めるコンテストがしたい」と話をする中でその構想は具体化していった。(松本が審査員を務めているのはこの番組で紳助に誘われたため。)
このような経緯を経て、2001年(平成13年)に吉本興業の主催で創設される。全国規模としては「NHK新人演芸大賞」と並ぶ新人漫才コンクールであるが、参加資格はオープンであり、結成から10年目以内でありさえすれば(注:結成10年目以内というのはあくまで参加者の自己申告によるため、実際には結成年を偽り、カンニングなど10年をゆうに越える出場者も存在する。)プロ、アマチュア、国籍などの一切は問われない。即興で結成されたコンビにも門戸を開いている。ちなみに、2002年の第2回大会までは事実上、結成から10年未満(9年目まで)であった(1993年結成で当時9年目だったますだおかだが「ラストチャンス」と言われた為)。
開始当初は「どうせアマチュアは決勝にも行けないだろう」と言われていたが、近年ではアマチュアの複数組が準決勝に進出したり、2006年には現役OLコンビ・変ホ長調がアマチュアとして初めて決勝進出を果たすなど躍進している。年々、参加人数もレベルも上がっているため、アマチュアが優勝するのもそう遠くはない状態である。また、2006年大会ではアマチュアかつどこにも所属していない変ホ長調以外すべての決勝進出者が吉本興業所属というM-1史上初めての状態となった。
名称は「漫才」の頭文字を取り、「F1グランプリ」や「K-1グランプリ」にならったもの。しかし、漫才に限らずコント(ショートコントのようにセットを使用しないものに限る)・トーク・歌などの芸が許されている。過去に決勝で漫才をやらなかったのはテツandトモ、準決勝では、オリエンタルラジオ、イシバシハザマ、バルチック艦隊など。またコンビだけでなく3人以上でも出場でき、過去にはザ・プラン9(5人組)が決勝に進出し、安田大サーカス・にのうらご・我が家・せんたくばさみ・うがじん・ニブンノゴ!(トリオ)なども準決勝まで残った例がある。
2004年の第4回から放送時間も2時間半に増大またステレオ放送となり、翌2005年(平成17年)の第5回から、第4回まで使用したセットから電飾が多い派手なものに大幅にチェンジされた。審査員の点数は審査員席上の大型スクリーンに写されるようになり、第1回大会で設けられた「チャンピオンズシート」同様の「暫定ボックス」なる、暫定上位3組が着席して後続のコンビの審査を待つスペースが設けられた。さらに番組はCM前のジングル・提供表示時のBGMが変更され、ハイビジョン制作として放送された。また2006年(平成18年)の第6回では前年のセットの大まかな形体はそのままでさらに派手な装飾が施された。
チャンピオン決定までの道のり
予選
毎年9月から12月にかけて、東京・大阪・名古屋・福岡など各地で予選が行われ、1回戦・2回戦・3回戦・準決勝へと進んでいく。
1回戦は前年度準決勝以上に進出したコンビには(2006年から歴代のM-1優勝者も)シード権があり免除される(第2回大会のみ、第1回大会の準決勝以上に進出したコンビは1回戦と2回戦が免除されていた)。余り知られていないが、予選1回戦のみ複数回受ける事が出来る。
3回戦では2005年からネタの順番などにより敗退した芸人の中から数組が審議によって追加枠として準決勝に進出できる(進出者が出ない可能性もある)敗者復活制度も行われている。
準決勝は12月中旬に東京会場(ルミネtheよしもと)、大阪会場(なんばグランド花月)で2日続けて行われる(順序は年により異なる)。2日目の終了後、決勝進出8組(2001年の第1回のみ10組)に絞られる。
予選のネタの制限時間は1回戦は2分(第5回までは3分)、2・3回戦は3分、準決勝は4分。
予選で話題を集めたコンビ
決勝に残るほどの実力はなかったものの、予選に挑戦する様子がスポーツ新聞の記事等で紹介される話題性の高いコンビが毎年登場する。
2001年・第1回大会の
「なんで家いるか・えびす」(大阪プロレスのレスラーのスペル・デルフィン&えべっさん)
「イタキム」(板尾創路&木村祐一)
毎年皆勤賞の喜多ゆかり(現・ABCアナウンサー)、
2002年・第2回大会の
「くまさんねこさん」(島木譲二&池乃めだか)
2003年・第3回大会の
「公造&千佳子」(芸能レポーターの井上公造&駒井千佳子)
「ヤマダタイガー」(阪神タイガースファンのホームレスとピン芸人のコンビ)
「ヒロ&中條」(吉田ヒロ&中條健一)
2004年・第4回大会の
「たばこ」(ネゴシックス&中山功太)
覆面を被った「とんこつなんこつ」(正体はカンニングの竹山隆範&中島忠幸)
2005年・第5回大会の
「竹山崎」(竹山隆範&山崎邦正)
「おくにと申します。」(小藪千豊&土肥ポン太)
「さんだあず」(ABCディレクターと元NHK職員で、元NHK職員の方は、準決勝前日付けでNHKを退職した。)
「高田モンスター軍」(アン・ジョー司令長官&島田二等兵)
2006年・第6回大会の
「たむらけんじと竹山崎」(たむらけんじ&竹山隆範&山崎邦正)
「GLOBAL STANDARD」(小林恵美&小島くるみ)がその例である。
決勝戦
12月下旬に決勝大会と最終決戦が開催、テレビ生放送(ABC制作、テレビ朝日系全国列ネット)が行われる。ABCが日曜日のゴールデンタイムに制作枠を持っている関係で、決勝戦の放送枠は同月の第4又は第5日曜日の夜に設定されることが多い。
当日はまず放送前に敗者復活戦が行われ、準決勝で敗退した出場者が漫才を披露、そこでの審査において1組だけが「敗者復活戦枠」として決勝に進むことができる。敗者復活戦勝者は決勝戦のテレビ生放送中に発表。また、敗者復活戦の模様は2004年よりスカイ・A sports+で完全生放送されている。敗者復活戦の勝者は決勝の放送中に発表され即座に敗者復活戦が行われた会場から決勝のスタジオに車で向かう。2005年まではワゴンカーであったが2006年は特製の装飾が施されたオープンカーで決勝スタジオまで向かう予定であったが開催日がクリスマスイヴであったため渋滞により途中から自転車に乗り換える事態になった。
そして決勝戦において進出者8組+敗者復活戦勝者1組の計9組全員の漫才が披露され、審査員の得票での上位3組による最終決戦に進出する。
最終決戦
決勝戦で勝ち残った上位3組が順位に関係なく、決勝戦とは別のネタを披露し、審査員が3組で一番おもしろいと思ったコンビに投票する「指名投票制」で行われ、もっとも票を集めたコンビが優勝となる。 もし審査員の票が3:3:1など票が同じになった場合のみ決勝戦の順位が適応され、得点が高かった方が上位に認定される。
チュートリアルは、徳井義実と福田充徳によるお笑いコンビ。吉本興業大阪本部所属。1998年3月結成。
メンバー
徳井義実(とくいよしみ、1975年4月16日 - )ボケ担当。立ち位置は向かって左。
福田充徳(ふくだみつのり、1975年8月11日 - )ツッコミ担当。立ち位置は向かって右。
概要
漫才のネタでは、様々な妄想を膨らます徳井に福田が文句をつけるといったパターンが多い。爆笑オンエアバトルや笑いの金メダルなどではコントを披露することもある。また、漫才中に徳井が思い出したかのように福田の顔のテカりをいじることが多い(歯並びの悪さをいじることも)。最近では、徳井の奇妙なキャラクターと、福田の歯切れのよいツッコミが冴え渡る。
2003年までは baseよしもとを中心に活動。同年夏に baseよしもとを卒業後、現在はうめだ花月でネタもん・芝居もんなどにレギュラー出演するほか、同劇場でトークライブ「チュートリアルのシャベルケ?」などを開催している。
M-1グランプリに過去 3 回出場。2001年は審査員の得点で 10 組中 10 位(会場票を含めると 10 組中 8 位)と散々な結果だったが、2005年の決勝戦では彼ら独特の漫才を見せ、結果 5 位。松本人志に一言「面白いですね」と言わしめた。2006年決勝戦第 1 ラウンドで冷蔵庫を買い換えたネタで 1 位通過後、第 2 ラウンドでは自転車のベル(チリンチリン)を盗まれたネタで審査員 7 名全員の票を集め、パーフェクトで優勝した。審査員の南原清隆にも「絶対売れる」と講評された。
ちなみに、2001年の時のキャッチフレーズは「お笑い陰陽師」(京都出身であるため)。2005年は「暴走するイケメン漫才」、優勝した 2006年は「華麗なる妄想族」である。
ラジオ「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」では、京都出身の 2 人ならではのトークを垣間見ることができる。
フリートークでの(特に徳井の)下ネタで客を引かせた経験を持つ。
徳井は親戚や家族がワイ!ワイ!ワイ!を見にきてた際にも下ネタトークをし、客を引かせた。ちなみに、帰り道での親戚一同の会話の中には、一切徳井のことは出てこなかったらしい。
チュートリアルの 2 人は高校時代からずば抜けておもしろかったらしい。
高校時代、喫茶店で 8 時間話して家に帰っても足りなくて電話で話したりするほど仲が良かった。
福田の料理の腕前はかなりのもので、吉本の若手芸人の中でも群を抜いている。一方の徳井もビーバップ!ハイヒール内の企画、メシ-1グランプリで度々高得点を獲得し、優勝するほどの料理上手である。
略歴
出身は二人とも京都府京都市。幼稚園、小学校、中学校(京都市立修学院中学校)、高等学校(京都府立北稜高等学校)、予備校とずっと同じであった。その後二人とも大学受験に失敗し、一浪して徳井は花園大学、福田は大阪学院大学に進学。就職活動などで疎遠になるも、徳井がNSCに13期生として通っていたことを知った福田が、徳井を誘って1998年3月にコンビを結成。コンビ名は、二人が高校生・浪人生時代に通っていた河合塾にあった「チュートリアル」(週一で行われる、連絡や模試の結果の返却など事務的な時間)からそのまま名付けたものであり、特に意味を込めているわけではない。(たまに「当時はイキってたんですよ」と発言することもある。)コンビの初舞台は心斎橋筋2丁目劇場。徳井はイケメンと評され、マンスリーよしもと男前ランキングで2003-2005年の三年連続一位に選ばれ、殿堂入りしている(そのため、もう徳井に投票することは出来ない)。2006年M-1グランプリにて念願の初優勝を獲得した。最終結果では審査員全員がチュートリアルを指名した。1000万円の使い道は、徳井「フェラーリの頭金に」福田「敢えてそないほしくないスポーツカーを」という。
年表
1994年4月 - 徳井がNSC入学。
1998年3月 - チュートリアル結成。
2000年1月 - ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞受賞。
2000年9月 - 深夜番組『新しい波8』に出演。
2001年3月 - 初単独「惑星チョートリアル」をbaseよしもとで開催
2001年10月 - 爆笑オンエアバトルで初めてオンエアされる。
2001年12月 - 第1回M-1グランプリ決勝進出(8位)。 キャッチフレーズ:お笑い陰陽師
2002年4月 - KBS京都ラジオ「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」開始。
2002年10月 - ラジオ大阪「よしもとエンタテイメントステーションGOYODA」開始。
2003年3月 - NHK上方漫才コンテスト優秀賞受賞。
2003年3月 - 徳井、吉本男前ランキングで1位に。
2003年7月 - baseよしもと卒業。
2003年10月 - 映画「ガキンチョ☆ROCK」に出演。
2003年12月 - 上方お笑い大賞新人賞受賞。
2004年1月 - KBS京都ラジオ「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」放送100回記念。
2004年3月 - 上方漫才大賞新人賞受賞。
2004年3月 - 徳井、吉本男前ランキングで2年連続で1位に。
2004年4月 - TBSドラマ「ほーむめーかー」に出演。
2004年10月 - ヨシモトファンダンゴTV「ワイ!ワイ!ワイ!」に月曜日MCとして出演(~2005年11月)。
2005年3月 - 徳井、吉本男前ランキングで3年連続で1位に。殿堂入りを果たす。
2005年12月 - 第5回M-1グランプリ決勝進出(5位)。 キャッチフレーズ:暴走するイケメン漫才
2006年1月 - KBS京都ラジオ「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」放送200回記念。
2006年2月 - 徳井、R-1ぐらんぷりに初出場。準決勝敗退。
2006年3月 - ラジオ大阪「よしもとエンタテイメントステーションGOYODA」終了。
2006年4月 - 徳井初のピンライブ「徳井義実ライブ2006~桜の舞~」開催。
2006年6月 - チュートリアルのオールナイトニッポンRが放送される(一回のみ)。
2006年7月 - チュートリアル初単独DVD「チュートリアリズム」発売
2006年10月 - チュートリアル初(※)メイン番組『恋愛バラエティ・ピンどん』10/9(月)がKTVで放送開始。 ※地上波では初。
2006年12月 - 第6回M-1グランプリ優勝。 キャッチフレーズ:華麗なる妄想族
主な受賞歴
第21回(2000年)ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞
第31回(2002年)上方お笑い大賞新人賞
第33回(2003年)NHK上方漫才コンテスト優秀賞
第32回(2003年)上方お笑い大賞新人賞
第39回(2004年)上方漫才大賞新人賞
第1回(2001年)M-1グランプリ決勝進出 8位
第5回(2005年)M-1グランプリ決勝進出 5位
第6回(2006年)M-1グランプリ優勝
出演
TV
恋愛バラエティ ピンどん(チュートリアル初メーン司会番組)(関西テレビ)
笑いの金メダル(不定期、朝日放送)
ビーバップ!ハイヒール(朝日放送)※隔週、ブラックマヨネーズと交互に出演。
せやねん!(土、毎日放送)
マルコポロリ!(関西テレビ)
なにわ人情コメディ 横丁へよ~こちょ!(不定期、朝日放送)
ラジオレギュラー出演
キョートリアル!コンニチ的チュートリアル(土、KBS京都ラジオ)
ゴーJ! (MBSラジオ、2006年) ※準レギュラー
よしもとエンタテイメントステーションGOYODA(ラジオ大阪、2006年3月終了)
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メーカー/レーベルより
2006年3月5日にルミネtheよしもとで行われた単独ライブの模様を中心に収録!
コントあり、漫才あり、トークありの笑いどころ満載DVD!
特典映像には、「マンスリーよしもと」の企画、吉本男前ランキングで3年連続1位を獲得し、殿堂入りをみごと果たした徳井義実のプロモーションビデオも収録。
女性ファン必見!
「チュートリアル」がついに・・・という感じ。「笑い」はいい。「笑う事」は「幸せ」を呼ぶんちゃうかなぁ~「明石家サンタ・・・」でも、大阪の人の生電話は、簡潔に喋って、ちゃんと落とし所も心得ている。だから、なんか、僕も安心して見られる。ちなみに、関西テレビでも今年は放送されていた。何年前から大阪でも放送する様になったんやろ。











