旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

Biz-Lunch 幸龍軒@大塚「天津飯」

2024-01-24 | Biz-Lunch60分1本勝負

昨晩の玉袋筋太郎の番組に感化されて、今日のお昼は町中華、もちろん飲める訳ではないけれど。
この黄色いテントをくぐって、レンゲを手にするのはこれが2度目になる。

チョイスは “幸龍飯” って店の名を冠しているから、きっと自慢の一品に違いない。
ご飯をフワトロのニラ玉で包んだら、アツアツの餡をかけて、大判のとろとろチャーシューをのせた天津飯。

レンゲでホロっと崩れるチャーシュー、口の中にジュワッと旨味が広がる。
たっぷり餡を絡めてニラ玉ご飯を頬張る。凍えた身体が溶けるように温まる。美味しい。

次は仕事上がりに訪ねて、生ビールでやりたい。あれっ台湾ビールもいいかな。
アフター6の「町中華で飲ろうぜ」を妄想する Biz-Lunch なのだ。

風の谷のナウシカ / 安田成美 1984


Biz-Lunch テラッツァ@大塚「牛バラ肉の煮込み」

2024-01-17 | Biz-Lunch60分1本勝負

大塚駅南口から新大塚方面に歩いて2分ほど、カジュアルイタリアンのお店がある。
夜なら、女性をエスコートしないと入りづらいような、アットホームだけど小洒落たお店。
でもランチタイムならオヤジひとりでも飛び込めるよね。

小皿のサラダを突っついていると、日替わりランチの “牛バラ肉の煮込み” が登場、んっといい匂い。
付け合わせのパスタに穏やかで旨味あるソースを絡めてひと口。
フォークだけでもホロホロと崩れる、柔らかくそして上品に煮込んだバラ肉が美味しい。

ライスかフォカッチャを択べるのも嬉しいね。
次は “ハッシュドビーフ” の日を狙おうかな。再訪必至のイタリアンなのだ。

<40年前に街で流れたJ-POP>
プリテンダー / 岩崎良美 1984


Biz-Lunch 漁師酒場•海亭@大塚「海亭丼」

2023-12-27 | Biz-Lunch60分1本勝負

お店の名をメニューに冠するくらいだから “海亭丼” はランチの看板メニュー。
漁港直送の鮮魚を八丈島の島唐辛子醤油と練り胡麻で漬けむのだそうだ。
この日の鮮魚は博多に揚がった “クロダイ” と “カンパチ”。漬け汁でうっすらピンクに染まってキレイだ。

博多で呑むときには “胡麻鯖” を肴にするんだけど、アレの贅沢版って感じかな。
しっとり甘みをまとった魚がいいね。ほんとはぬる燗で一杯やりたいところだ。
海苔を絡めながらあったかご飯と大きく頬張る。美味しい。

週一ペースで池袋や大塚の街並みに美味いランチを探して半年、これが仕事納めのBiz-Lunch。
今では池袋オフィスのメンバーに美味い店の紹介をせがまれる。
中井貴一さんではないけれど「働くオトナは腹が減る!」これからも美味いモノ、探したいよね。

抱いてマイ・ラブ / 早見優 1983


Biz-Lunch Lichu & Xiangyu@南大塚「豚肉と目玉焼き炒め木桶ご飯」

2023-12-20 | Biz-Lunch60分1本勝負

R254を早稲田方面に向かって都電の線路を渡るとその店はある。
真っ赤な看板に「湖南料理」とある。店名は「湘遇」と漢字を当てるがなんと読むのかわからない。
っと、ボクはうっかり結構な人の出入りのあるその店に吸い込まれてしまった。

この店、食ベログやらぐるなびには掲載がない。なぜ?
暫くするとその理由は類推できる。ホールスタッフも客も恐らくは皆大陸の人なのだろう。
店内に飛び交う大きめの声は中国語(北京語ではなさそう)なのだ。

メニューは漢字だからまあ分かる。っで “豚肉と目玉焼き炒め木桶ご飯” を注文する。
木桶というより、炊飯器の内釜と言うかお櫃が登場。
2合はあろうかというご飯に、豚肉とピーマンの炒め物と目玉焼きがのかって、案外美味しそう。

スプーンでかき混ぜながら食べ始めると、ピリッと青唐辛子、ゴロッと大蒜が丸ごと入っている。
たちまち頭頂から汗が噴き出るのを自覚する。日本人には好き嫌いあるだろうけど、ボクには悪くない。

こぞって海外旅行に出かけた時代、ツアーで欧米(特に英連邦の国々)に出かけると、
洋食に疲れた3日目4日目に必ず案内される、そんな中華料理店なのだ。

湖南料理に特有の、唐辛子の刺激的な辛さと、爽やかな酸味を堪能して、
さて午後は仕事になるかなぁ、少なくとも歯磨きはしないと。ごちそうさまでした。

<40年前に街で流れたJ-POP>
時に愛は / 松本伊代 1983


Biz-Lunch cafe gotoo@大塚「とろとろオムライス」

2023-12-06 | Biz-Lunch60分1本勝負

ふわっとろの玉子がしっとりチキンライスを包んで、っとチーズを練り込んで、これは美味い。
そしてたっぷりのデミグラス、鶏肉とマッシュルームかな、クリーミーで優しい味わいだ。

大塚で最初に訪ねた洋食GOTOOさんの姉妹店は、オレンジを基調とした装い。
このオシャレな外観に暫し入店をためらうのボクでした。でも突入して正解。
きっとお子さんや女子には大人気なんだろうと思うね。
この絶品のひとサラを食しに、オヤジもまた来て良いでしょうか?

<40年前に街で流れたJ-POP>
オシャレに Kiss me / 岩崎良美 1983


Biz-Lunch 幸龍軒@大塚「肩ロースあんかけ炒飯」

2023-11-22 | Biz-Lunch60分1本勝負

黄色い庇に看板、白い暖簾には○に龍の一文字、テーブルには赤いパイプの丸イス、これぞ街中華。
壁一面にメニューの写真と短冊がペタペタと。どうやら「あんかけ」がキラーコンテンツのようだ。

店員さんは皆あちら(大陸)の方だろうか?
今風に云うとオープンキッチン?奥の一面がガラス張りで、大将が中華鍋を振るう。誰も見ていないけど。

っと、ちょこんと二つ焼売をのせて “肩ロースあんかけ炒飯” が登場。
スプーンでひと口、カラリと揚がった肩ロースと青梗菜を絡めて、甘辛い餡が美味しい。
炒飯は薄味で謙虚に餡に主役を譲っているから、双方の相性はすこぶる良い。なかなかの一皿だ。

隣で冷凍レモンがぎっしり詰まったサワーを呷るご同輩が羨ましいなぁ。
リーチインに多様なアルコール缶が用意されていて、セルフで呑むスタイルみたいだ。
面白いね。今度はアフター6かオフに覗いてみようか。

<40年前に街で流れたJ-POP>
黄昏ダンシング / 麻倉未稀 1983


Biz-Lunch 蕎誠庵あさひ@東池袋「鴨せいろ」

2023-11-08 | Biz-Lunch60分1本勝負

この辺りは谷底みたいになっていて、店の裏を走る都電は早稲田行きも三ノ輪橋行きもモーターを唸らせる。
旧くてちょっと寂しくなった商店街に真紅の暖簾を提げてそのそば処はある。
コンクリート打ちっぱなしのモダンな佇まいは、創業昭和24年の老舗だなんて聞かなきゃわからない。

少し多めに掴んだ二八を、旨みと甘みが凝縮した温かい鴨汁にサッと付けてズズッと啜る。なかなか美味い。
はじめましての店ではメニューに迷うけど、少しばかり冒険をして最初から “鴨せいろ” を択んだ。
打つ蕎麦はその日によって違うらしく、今日のは越前大野産と「本日の蕎麦」に案内があった。
白い花が咲き乱れる越前大野には最近訪れたばかり、こうした偶然はなんだか嬉しいね。
ランチメニューには小丼との合わせ技もあるから、遠からず再訪してみようと思う。

<40年前に街で流れたJ-POP>
艶姿ナミダ娘 / 小泉今日子 1983


Biz-Lunch 伊東食堂@東池袋「カツ丼カレー」

2023-10-25 | Biz-Lunch60分1本勝負

カレーの海にトロり玉子でとじたカツ丼の島を浮かべて “カツ丼カレー” が登場。
ちょっとオヤジにはカロリー過多と分かりつつも注文せずにはいられなかった。
ご飯にたっぷりルーを絡めてひと口、っとなんだか懐かしくしっくり来る味だ。
お袋のカレーとはちょっと違うかな。学食のカレーを彷彿させるのは味噌汁が付くから?
いやスキー場(ゲレ食)のそれか。よく分からないけど、庶民のカレーなのは間違いない。美味しい。

東池袋四丁目電停にほど近い、昔ながらの商店街に、東京大空襲を越えて創業90年を誇る食堂がある。
「デカ盛りの聖地」と云われる店には、壁一面にメニュー札が貼ってある。
定食メニューは日替、魚、揚げ物、ハンバーグ、それに丼もの、さらにカレーとのコラボがあるから豊富だ。
リーチーンクーラーにはずらっと新潟の地酒が並んで、居酒屋タイムをも期待させる。
こんな庶民的な定食屋+居酒屋を開拓して、これからの池袋オフィス訪問に楽しみが増えたね。

<40年前に街で流れたJ-POP>
あの娘 / 中島みゆき 1983


きょうの常盤食堂「やきめし」

2023-10-11 | Biz-Lunch60分1本勝負

サラダを添えて “やきめし” が登場。敢えてお品書きにこう称するのは老舗の矜持か。
シルバーにナプキンが巻かれているのが、なんだか懐かしい気持ちにさせる。
パラパラな中華のチャーハンに対してしっとりしている。出汁が効いている?玉子を最後に加えるから?
やきめしにしてもカレーライスにしてもボクは蕎麦屋のそれが案外好物なのだ。

ここは宿場町であり、徳川家康の民情視察を兼ねた鷹狩りの際の御殿址がある。
昭和初期まで「二七の市」が立った。大根やら白菜やらを売る農家のお母さんのモニュメントもある。
こんな旧い街の大衆食堂で、タマネギの甘みを噛み締めながら “やきめし” が美味しい。

<40年前に街で流れたJ-POP>
恋 / 石川ひとみ 1983


Biz-Lunch せんや@大塚「あじフライ定食」

2023-07-19 | Biz-Lunch60分1本勝負

電車通りに二坪ばかりの小さな惣菜屋さんがある。店の前には小さな看板に昼の定食の品書きがある。
昼時に列ができているので気になっていた。小さな惣菜売り場の奥、もう一つの引き戸を開けてみる。
カウンター4席、2席と4席の卓が其々ひとつ。落ち着いた小料理屋っぽいお店が隠れていた。

5種類の定食は1,500円単価、おっと今日は散財かなぁと一瞬思ったけど、なになにその価値十分の定食だ。
択んだのは “あじフライ定食”、3つの小鉢と赤だしのシジミの味噌汁が嬉しい。

まずはあったかご飯を4種盛りのお刺身でいただく。プリッと “ホタテ” が美味しい。
二枚の “あじフライ” は、ふっくら肉厚がサクサクの衣に包まれてなかなかの逸品です。
“ナスの揚げ浸し” で箸を休めたら、ご飯を半分だけお代わりする。
たっぷり山葵を溶いた醤油を垂らして小さな “しらす丼” で〆る。

電車通りに美味しい手札を見つけて、今日も収穫の大塚ランチなのだ。

あいつの部屋には男がいる / 吉田拓郎 1983


Biz-Lunch 広州市場@大塚「わんたん」

2023-06-28 | Biz-Lunch60分1本勝負

レンゲが下唇にあたってアチぃ、このコクのある塩味ベースのスープは悪くない。
手包の大ぶりな “わんたん” は、たっぷりの挽肉が詰まって、このもちもちが美味しい。
通はレンゲにすくった “わんたん” に、食べるラー油・塩しょうがダレ・にんにくダレを絡めて食べるらしい。
初めましてのボクは、ただただ塩味ベースを楽しむのみだ。

大塚駅から南大塚通りに入ると、ほどなく「わんたん麺 広州市場」が見えてくる。
昼間っから大きな看板にライトが当たって、真っ赤な扉が否が応でも目を引く。

ホールのお姉さんは見たところ5人のうち4人は彼方の人、扉を押した途端に広州(らしい?)雰囲気を感じる。
もっとも彼女たちが話しているのが広東語か北京語かボクには分からないんだけどね。ごちそうさまでした。

<40年前に街で流れたJ-POP>
青い夏のエピローグ / 堀ちえみ 1983


Biz-Lunch きょうは榕城@旧東海道・品川宿「エビそば」

2023-06-21 | Biz-Lunch60分1本勝負

ゴロっと大きなむき海老を浮かべて “エビそば” が着丼。美味いんだなコレが。
エビが主役の五目そばってところかな、濃ぉい塩味のスープを絡めて中太麺が美味しい。
案外ガテン系のお客さんも多いから、この街の中華はどこも盛りがよく味が濃い。ボクの年代は要注意。

そうそう「登龍」じゃないよ。きょうは「榕城」って品川神社に向かう北馬場参道の町中華。
麺類や定食ものならこの店がお勧め、旨辛の “ミニ麻婆丼” が脇を固めて美味しい嬉しい。
この日も連日の30度超え、ランチ遠征が少し辛くなってきたこの頃なのだ。

<40年前に街で流れたJ-POP>
渚のライオン / 早見優 1983


Biz-Lunch きょうの登龍@旧東海道・品川宿「麻婆丼」

2023-06-14 | Biz-Lunch60分1本勝負

大盛りどんぶり飯をボウルに伏せたら、惜しげもなく麻婆豆腐をかけて “麻婆丼” が着丼。
差し込むレンゲが埋まってしまうほど、この大盛り、手応えあり。

決して本格中華ではない。唐辛子も花椒も感じない。子どもも喜ぶ家庭の麻婆豆腐が美味しい。
具だくさんの豆腐が不揃いだったり、ひき肉が塊になってたりするのも楽しい嬉しい、呑み人のNo1メニュー。

前に並んでいた3人組は会話の内容からして初見参組、2人は大盛り炒飯を注文していた。
なぜだか最近ブレーク気味、北品川商店街の大盛り中華の「登龍」なのだ。

Gemini / 川島なお美 1983


Biz-Lunch 娘娘(ニャンニャン)@浦和「スタミナラーメン」

2023-06-07 | Biz-Lunch60分1本勝負

熱々の餡かけスープをひと口ふた口、中太の麺をズズッと啜る。もう頭皮に汗を感じる。
醤油味のスープに、ニラ、挽肉、豆板醤を入れた「ピリ辛」の “スタミナラーメン” が美味しい。
酢醤油を付けて小ぶりな餃子を口にを放り込む。ジュわぁっと肉汁が溢れるモチモチがこれまた旨い。

賑やかな街並みが閑静な住宅街に変わるあたり、瀟洒なマンションの1階に暖簾分けの店ができた。
南欧風の洋食屋さんを居抜きした店舗でこのソールフードを食べるのはなんだか勝手が違う。
いずれ豆板醤の匂いが染みついた、あの北浦和の路地裏のような味のある店になるだろうか。

<40年前に街で流れたJ-POP>
エスカレーション / 河合奈保子 1983


Biz-Lunch とんかつ逸業@大塚「ロースカツ」

2023-05-24 | Biz-Lunch60分1本勝負

分厚いカツがからりと揚がって、山盛りのキャベツを添えて目の前に運ばれる。
レモンをギュッと絞ったら、まずは和芥子をつけずにひと口放り込む。
甘みのある肉汁がジュワッと口にひろがって美味。久しぶりに美味しい “とんかつ” に巡り合った。

カウンターに8席、2人掛けと4人掛けのテーブルがひとつづつ。
こじんまりとした専門店のカウンターで大将の動きを眺めている。無駄のない動きと丁寧な所作。
思わずごくりと喉が鳴るような、そんなお店でした。お薦めです。


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<40年前に街で流れたJ-POP>
探偵物語 / 薬師丸ひろ子 1983