"にしん親子弁当" は、脂が乗った甘露煮、数の子、昆布巻などを並べてニシンずくめの一品。
ロング缶を傍に、これはいい酒の肴になるでしょう。
信越本線の旅、後半は直江津から新潟までのいわゆる「海線」をゆく。
新潟行きの "快速くびきの号" は特急車両、大きなテーブルを降ろして呑む旅には絶好の環境なのだ。
柿崎~柏崎間の車窓は日本海を間近にする。遠く佐渡を臨む冬の日本海は荒れることが多い。
波がホームを洗う青海川は、確かドラマ「高校教師」のエピローグに登場した駅だ。
長岡のソウルフードは "洋風カツ丼"、皿盛りのゴハンにカツを載せ、ケチャップかデミグラスをかける。
ケッチャップベースのレトロな味は、ちょっと甘いけど後をひく味わいだ。
豊野で別れてから150km、鉄路は信濃川(長野県内では千曲川)と再会する。
信越本線の終点新潟で、日本最長の信濃川(367km)も旅を終える。ゴールテープは万代橋か。
旅を終えたボクはご当地料理 “のっぺい” をアテに、佐渡の酒 “真野鶴” ぼっちの打ち上げだ。
新潟ブルース / ロス・プリモス