旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

一酒一肴 三井の寿×博多明太子の天ぷら

2025-02-06 | 日記・エッセイ・コラム

行きつけとは云わないまでも、時折寄せていただく居心地の良い居酒屋。
今月の地酒のラインナップは西高東低、とりわけ福岡の酒が3銘柄ある。
それでは今宵、止まり木に居ながらにして九州へ旅しよう。

“三井の寿” と “庭のうぐいす” は筑紫平野の酒、この蔵は8年前に訪ねたことがある。
西鉄では春先の週末2日間「くらの細道きっぷ」という企画きっぷを発売する。
甘木線乗り放題きっぷでローカル線に揺られ、沿線4つの酒蔵巡りを楽しむ催しで、
春の田園風景を味わいながら、オリジナルのおちょこを持って飲みくらべて巡るのだ。
九州出張中にポスターを目にして、帰京を延ばし、春の筑紫平野を乗って呑んで歩いた思い出がある。

山田錦を醸した “三井の寿 純米吟醸大辛口” は香りは穏やかでキレが冴える超辛口、やはり魚料理が合う?
っで、ぴったりなアテは “博多明太子の天ぷら”、海苔を巻いて揚げた明太子を輪切りにして、
まわりはカラッと中身はジューシー、酒がすすむなかなかの一品です。

ほんと天神か中洲で飲んでる様だね。このあとは “庭のうぐいす”、“若波” と杯を重ねるのだ。

<40年前に街で流れたJ-POP>
リ・ボ・ン / 堀ちえみ 1985