鮮やかに色づいた奥多摩の山々。
御岳渓谷や鳩ノ巣渓谷の紅葉狩りか、はたまた雲取山か大岳山に登るのだろうか、
青梅特快からのクライマーやハイカーの乗り換えを待って、奥多摩ゆき4両編成のチャイムは鳴る。
今回は多摩の酒を味わうために青梅線で多摩川を遡っている。
旅のスタートは秋晴れの立川駅、1番線から始発するのは中央線そのままに、堂々の10両編成だ。
緩やかな上り勾配を直線で進む青梅線、駅間も短いので先の駅までよく見通せる。
立川から30分、青梅駅に途中下車して、昭和レトロな町並みを歩いてみる。
青梅駅の地下通路を飾るノスタルジックな映画看板は久保板観さんの作品。
氏の作品は町のカフェや路地に見ることができる。
以前は化粧品店?空き店舗の庇をそのままに、クラフトビール「青梅麦酒」がある。
オリジナルクラフトビールを青梅豚を使用したフードメニューとともに楽しめる。
駄菓子などの商品パッケージ、ポスター、ドリンク缶を展示した昭和レトロ商品博物館。
時代は昭和30〜40年代?「三丁目の夕日」や「地下鉄に乗って」の世界かな。
戻ってきた青梅駅。駅舎の左手には観光案内所、右手にはまちの駅がある。
まちの駅で澤乃井のワンカップ “東京アドベンチャーライン” を見つけた。車中で呑めるかなぁ。
青梅を出ると右手に山肌が迫り、鉄路は左手多摩川の蛇行に沿ってのたうち、
4両に短くなったオレンジの編成は、キーンキーンと金属音を響かせてゆく。
やがて辿りつく谷間の小駅・沢井には、"澤乃井" の小澤酒造が酒蔵を構えている。
蔵が提供する多摩川べりの清流ガーデンは、御岳渓谷のハイカーでかなりの賑わいだ。
とうふ遊び「豆らく」の開店時間に合わせて澤乃井を愉しむ。
この時期だから新酒をいただく。華やかに香り立つ “しぼりたて” が “わさび漬け” をアテに美味しい。
杯を重ねるうちに “とろ湯葉だしがけ膳” が登場、小鉢たちは絶好のアテとなり、
湯葉丼はとろ〜り旨だしをかけてお茶漬け風にいただく。美味いね。
次の御嶽でも多くの降車客がある。バスに乗り換えて10分も走れば御岳登山ケーブルの山麓駅だ。
御岳渓谷は人気の紅葉スポット、駅前の御岳橋を渡って川岸の小道に降りる。
渓谷沿いにモミジのや赤イチョウの黄を眺めながら、沢井の清流ガーデンまで歩くと楽しい。
駅を降りてすぐに本格的な自然やアウトドアを楽しめる。
そんな青梅線の魅力をワクワクする言葉で表現したのが「東京アドベンチャーライン」だ。
多摩川にBBQパーティーやカヌーの群れを見ながら、やがて4両編成は奥多摩に終着する。
奥多摩駅では、其々の登山口へと向かう路線バスが青梅線の乗客を根こそぎ攫っていく。
そのうちの1台に飛び乗ると、15分ほどで眼前に奥多摩湖が広がるのだ。
周囲を赤や黄に染めて、標高530mに満々と水を湛えた碧の奥多摩湖。
直下の発電所で電気を起こし、玉川上水によって東村山浄水場・境浄水場に送られる東京の水瓶なのだ。
これと言った出張の予定や旅の計画もないこの頃だから「休日おでかけパス」で遊ぶ。
都会の裏庭を一日乗って呑んで、案外と楽しい週末なのだ。
青梅線 立川~奥多摩 37.2km 完乗
<40年前に街で流れたJ-POP>
ワインレッドの心 / 安全地帯 1983
紅葉🍁⠜も終盤ですね
初っ端のアドベンチャーラインの写真
自分がUPしたものと間違えそうになるほど
自分にとって日常の風景です
更に街並みも(笑)
澤井 、御嶽 、奥多摩 …
のんびり散策するには
今がいちばんいい季節ですね。
私が歩いているコースと全く同じコースを電車で行かれたんですね!
私のブログも、このあと、青梅の昭和レトロな町並みを見物して青梅麦酒を飲みました。
そして、澤乃井の小澤酒造にも行き新酒をいただきました。
その後は、御岳登山ケーブルに乗り、御岳橋の下の御岳渓谷の紅葉スポットを歩きました。
更に、奥多摩駅でから奥多摩湖まで歩きました。
これから、この順番でブログにアップする予定です。
青梅線、五日市線沿線の紅葉になんとか間に合いました。
都心からあんなに近いのに、自然いっぱいの魅力的なエリアですね。
四季折々、季節を感じに出掛けたいものです。
コメントありがとうございます。
多摩川は河口からお歩きなんですね。
なんと壮大でステキなチャレンジ、
ラストは本格的な登山でしょうか。
楽しみに拝見させていただきます。
コメント、ありがとうございます。