電車通りに二坪ばかりの小さな惣菜屋さんがある。店の前には小さな看板に昼の定食の品書きがある。
昼時に列ができているので気になっていた。小さな惣菜売り場の奥、もう一つの引き戸を開けてみる。
カウンター4席、2席と4席の卓が其々ひとつ。落ち着いた小料理屋っぽいお店が隠れていた。
5種類の定食は1,500円単価、おっと今日は散財かなぁと一瞬思ったけど、なになにその価値十分の定食だ。
択んだのは “あじフライ定食”、3つの小鉢と赤だしのシジミの味噌汁が嬉しい。
まずはあったかご飯を4種盛りのお刺身でいただく。プリッと “ホタテ” が美味しい。
二枚の “あじフライ” は、ふっくら肉厚がサクサクの衣に包まれてなかなかの逸品です。
“ナスの揚げ浸し” で箸を休めたら、ご飯を半分だけお代わりする。
たっぷり山葵を溶いた醤油を垂らして小さな “しらす丼” で〆る。
電車通りに美味しい手札を見つけて、今日も収穫の大塚ランチなのだ。
あいつの部屋には男がいる / 吉田拓郎 1983