旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

人生のそばから 河和「さいとう」

2020-08-06 | 旅のアクセント

 名古屋から半島を下る鉄道の終点河和、小さな港からは伊良湖への高速船が出る。
駅から船着き場への道すがら、手打そばと天ぷらの「さいとう」がひっそりと在る。
暖簾に染め抜かれたのは南天だろうか、知多半島で人気の店は15分の順番になった。 

中身ジューシーで外はサクサク、"あなご天" をアテに、半田の地酒 "國盛" をいただく。
適度に冷えた端麗辛口が美味い。地元のオヤジが飲むなんてことはない本醸造だけど。
仕上げに手打ちの "ざるそば" ズズっと啜る。美味い。そばの香りが鼻孔をくすぐるね。
噴き出した汗が引いていく、冷酒とそば、素敵な夏のお昼の過ごし方なのだ。

2019/08

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