旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

町の中華屋・洋食屋 北品川「榕城」

2021-04-20 | 日記・エッセイ・コラム

 中華鍋を振っているのは在日の方だし、一皿ひと皿が本格的な中華料理だし、
この店を町中華に分類するのは躊躇われる。でも豊富な定食メニューがあって
安価だし、旧い商店街に溶け込んでいるし、っで個人的には町中華に認定。
まず "エビ豆腐煮込み" は、くずれる直前までトロトロに煮込んだ豆腐の海に
大ぶりの芝エビがごろごろと、それこそビールのお供にしたい美味い一皿だ。

っとある日はボリューミーな "酢豚"、ありがちな妙な甘味はない。
しっかり噛み応えのあるジューシーな豚肉がカリっと香ばしく揚がっていて、
しゃきしゃき感を残したタマネギと甘酢あんが絡まって言うことなし。
これは紹興酒のロックでもいいかな。

日替り10種の定食ラインナップのうち3種はラーメン系が彩りを添える。
本格的な一品で麺を覆うような "青椒肉絲メン"、飲んだ後の〆にはこれだな。
様々夜を妄想しつつまだ飲みに来たことがない「台湾キッチン榕城」、
それでも850円でハッピーになれる、ローテーションの一角を担う町中華なのだ。



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