▲ 見所はキムタクのホテルマンコスプレ? 冗長だった「マスカレードホテル」
自由が丘大人の音楽教室の新沼健です。
「自由が丘大人の音楽教室」とは関係無い、映画・ドラマの感想、美味しかった料理、世相について思うことなどをこちらに書いています。
家人に付き合い、「マスカレードホテル」を鑑賞してきました。
東野圭吾の原作を映画化したものです。
私は原作が文庫化されたすぐ後に読んだのですが、なにか「ホテルマンあるある」みたいな話で、ミステリーにしては緊張感や緊迫感の希薄な小説だという(「容疑者Xの献身」には遠く及ばないという)感想を持ちました。
当作品はその原作を忠実に映画化したようで、本筋に関係のないエピソードを大量に挿入しているので、かなり冗長、長く感じてしまいました。が、キムタクのホテルマンコスプレを楽しみたい方にはちょうど良かったかもしれません。
ただ、クライマックスシーンはなかなか良く出来ていて、犯人役の好演もあって見所がありました。
挿入するエピソードを取捨してもっと短く切り詰めてスピーディな編集にすれば、かなり出来の良い作品になったように思いますので、少し残念な気持ちもあります。
映像も綺麗で好感を持ちましたが、似たようなシーン(ホテルの部屋から全体像に引く、多分ドローンで撮ったもの)が頻繁に出てくるのには鼻白む思いでした。
苦労して撮ったから、何度も見せたい気持ちはわかりますが、これは1発ビシッと決めてくれれば足りることです。
東野圭吾・キムタクファンにはオススメです。