▲「Fukusima 50」
自由が丘大人の音楽教室 新沼健です。
自粛生活終了・通常生活復帰第一弾として、映画「Fukusima 50」を鑑賞してきました。
重そうな映画ということで家人はパスしたので、私一人での鑑賞となりました。
2011年3月11日、東日本を襲った千年に一度の大地震により引き起こされた大津波が福島第一原発に到達し、電源喪失という、原子力発電所にあってはならない非常事態に陥ります。
この映画は、最悪の事態に陥った原子力発電所内で、文字通り一命を賭して事故処理作業にあたった現場の人たちの物語です。
CGを含めた映像がとても素晴らしく、圧巻の迫力でした。
ハリウッド映画にも負けないくらいのリアリティがあり、映像に引き込まれてしまいます。
その頃まで、「日本で一番と言われていた工業大学」出身の当時の総理大臣が、謎理論を振りかざして、至るところで現場の足を引っ張りまくるという、事故収束後に判明した出来事もリアリティたっぷりに描かれていて、これについては、映画とわかっていても、苦々しい気持ちが沸き起こります。
当作品は、上映開始から1時間位が緊迫感あふれるシーンの連続で物凄く見応えあるのですが、それ以降のドラマが尻すぼみで納得がいきません。
1号機・3号機はなんとかベント成功、残る2号機はベント出来ずこのままでは大爆発してしまう!というドラマチックな展開が、どうしてかわからないけど、気がついたら圧が抜けてて助かりました、という拍子抜けで福島第一原発内のドラマが終わってしまいました。
これは史実通りなのかもしれませんが、映画的な「拍子抜け感」はなんとかしてほしかったです。
最終的に事故が収束したのは、4号機上の燃料プールに、コンクリートポンプ車で冷却水を補充し続けたこと、と私は記憶しているので、4号機上の燃料プールの冷却事案に全く触れられていないことにたまらない違和感を感じます。
まさか、「シン・ゴジラ」のラストとかぶるのを避けたかったのでしょうか?
当作品が莫大な製作費をかけた大作であることはわかりますが、あれこれとエピソード(例えば在日米軍のトモダチ作戦、避難所)を潤沢に入れた割に、4号機上の燃料プールの冷却事案を割愛するなど、エピソードの取捨選択に失敗したせいか、クライマックスが無く、随分と尻すぼみな映画だったなあと感じました。
とはいえ、繰り返しになりますが、映画冒頭から1時間位までは緊迫感があるシーンの連続で、とても見応えがありますので、劇場での鑑賞をお勧めします。
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