▲一昨日の散歩のお供は、ツアイス・ディスタゴン25/2.8でした
自由が丘大人の音楽教室 新沼健です。
▲カールツアイス・ディスタゴン25/2.8AEG
一昨日の散歩のお供は、ツアイス・ディスタゴン25/2.8でした。
このレンズ、大学時代、悩みに悩んだ末に購入したAEGの初期型です。
当時、今でいう卒業旅行の前倒しでドイツ（及周辺国）への旅行（
ブログ Air Mail Speical/ヨーロッパ編をご参照ください）を計画中の私は、広角が35ミリまでというのは少し心許ないと感じていました。
ディスタゴン28/2.0は価格的にも携帯性からも全く手が届かず、残った選択肢として国産のディスタゴン28/2.8、ヤシカML24/2.8、ヤシカML28/2.8、そしてディスタゴン25/2.8がありました。
一番合理的な判断としては、ヤシカML24/2.8を購入すべきであったのだろうと今では思いますが、当時は見栄が勝り、西独製のディスタゴン25/2.8を購入することになりました。
広角レンズは被写界深度が深いので、ピント合わせが要らない、と考えていた当時の私は、ピントを追い込むことをせずラフにシャッターを切っておりました。
そうしてできた写真は、メインの被写体に対するフォーカスが微妙にずれているように感じました。
また、「レンズ白書」の評価が相当低かったという印象が残っていたこと、かなり後になって購入したディスタゴン28/2.8と比べ、大きく重い上にピントのピークが掴みにくいこともあり、ディスタゴン28/2.8購入後は出動する機会がほとんどありませんでした。
そして今回多分初めてα7に装着、撮影して印象が一変しました。
実に良く写るのです！
ピントのピークもとても掴み易いのです。
ボティが変わるだけでこれほど印象が激変したレンズもありません。
ブログの写真はオリジナルに比べると思い切り小さくなっているので、「そんな驚くほどよく写っているか？」と疑問に思われるかもしれませんが、モニターで確認すると本当に良く写っています。
死蔵していたコンタックスレンズ群が最新テクノロジーで鮮やかに復活し、長年抱いていた私の不当なディスタゴン25/2.8に対する偏見は見事に、そして、完璧に覆されました。
フィルムで撮るよりソニーαとの相性が良いのかもしれません。
いずれにせよ、ソニーは実に良い仕事をしていると思わざるを得ません。
ディスタゴン25/2.8より写りが良いと思っていたディスタゴン28/2.8はどれだけ写ってくれるのか、いまから天候の回復が待ちきれません。
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