▲今期ドラマではおすすめの「青のSP(スクールポリス)」
自由が丘大人の音楽教室 新沼健です。
キムタクは何を演じてもキムタクと言われるが、藤原竜也が何を演じても藤原竜也だなあ、と改めて感じたのが「青のSP(スクールポリス)」です。
映画「藁の楯」では猟奇殺人犯、「カイジ」ではギャンブラー、当ドラマ「青のSP(スクールポリス)」では中学校に派遣された警察官を演じていますが、キャラに違いがありません。
当ドラマでは、日本で初めて採用された職制、「スクールポリス」に志願して中学校に赴任してきた捜査一課刑事だった藤原竜也ですが、実はその裏には秘めた目的があったのです。これが当ドラマの縦糸になっています。
そしてその目的がここ数話でだんだんと明らかにされてきているのですが、その目的のためには手段を選ばず、校内各所に盗聴器を仕掛けて教員の動静を探ったり、署内の後輩を使った違法捜査も辞さないという徹底ぶりなのです。
ある意味、「藁の楯」の猟奇殺人犯、「カイジ」のギャンブラーにも通じる、良く言えばほとばしる情熱が各キャラに共通しているので、キャラに違いがでないのも、もしかすると致し方ないのかもしれません。
また、横糸(一話完結のストーリー)には、生徒のいじめであったり、教員たちのブラックな職場環境だったり、はたまた、女教師が男子生徒に対して引き起こす強制わいせつ事件があったりと、中学校で起こる様々な事件を、スクールポリスである藤原竜也がバッタバッタと解決していくのですが、各話ともに起承転結がハッキリしているため、とても見やすくとっつきやすいドラマとなっています。
総じて面白いドラマなのですが、たまに見せる藤原竜也と後輩刑事・山田裕貴のアクションにスピードとキレがなく、これは少々鼻白む思いです。
彼らと比較すると三浦春馬のアクションには遥かにスピードとキレがあり、いまさら遅いですが、アクション俳優として売り出したほうが、あらゆる意味で彼にとっては良かったのかもしれません。
閑話休題、そして、次第に明らかになる藤原竜也の目的に、明日海りお演じる音楽教師が重要な役割を担っているのですが、明日海りおは、朝ドラ「おちょやん」の舞台女優の印象が私には強すぎて、とてもシリアスな本作の役柄と非常に大きな落差を感じてしまい、明日海りおが登場するたびに、なんだかなあ、という気持ちになってしまいます。
しかし、もちろん、これは明日海りおと彼女の演技のせいではありません。
舞台設定を高校でなく、中学校としたのも良い選択で、一人を除き見た顔のない生徒たちに、少しばかりリアリティを感じています。
これが高校舞台となると、実年齢20代半ばのJ事務所のイケメンたちや、〜坂の美少女たちが生徒役で大挙して押し込まれるおそれがあり、そうなると、まるでリアリティが失われてしまいます。
最初は藤原竜也に命じられ、次第に、自主的に校内の情報収集に協力する男女生徒の描写も自然です。
特に、藤原竜也の「報酬を払う」という約束に対して情報収集したものの、その対価が「ピーボ君のステッカー」だった時の落胆、怒りと、その後の回では、自分の携帯の裏にそのステッカーを貼っていることを視聴者にちらっと見せて、藤原竜也と近くなっていることを知らせるという、ちょっとした小技に感心しました。
日曜劇場「天国と地獄」は別格ですが、当ドラマは今期ではとても面白い、次回が楽しみな、肩のこらないドラマです。
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