▲NHK大河ドラマ「麒麟がくる」
自由が丘大人の音楽教室 新沼健です。
昨夜、2/7の日曜日に終了したNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の録画を見直しました。
武漢肺炎対策として発出された緊急事態宣言に伴う諸々の行動規制のため、聞くところによるとおよそ2ヶ月にわたり撮影が休止し、収録と放映のスケジュールに大幅な変更があり、本来は昨年末放映終了予定が越年して今年2月7日に終わるという、当ドラマに限りませんが、武漢肺炎対策により甚大な影響を受けたドラマでした。
放映回数こそ44回と当初予定のままだそうですが、収録スケジュールの大幅な遅延・変更のため、脚本も大幅に変更せざるを得なかった、という話があります。
そのせいなのか、序盤(斎藤道三が死ぬまで)は丁寧で綿密なドラマ作りだったように思うものの、放送再開から本能寺に至るまでが、単に歴史をなぞるかのようにすっ飛ばしていたなあ、という印象が強いです。
当ドラマ「麒麟がくる」初回の印象を昨年1/20の当ブログにアップしているのですが、それを見直して思うと、ひたすら平板だった照明が途中から元に戻った(大河らしく凝ったものになった)ことは良かったと思います。
また、初回にずいぶん「七人の侍」ぽいシーンが多いなあ、と思ったのは、最終回で光秀が落武者狩りの百姓の竹槍でツッ殺されるからだろうと思っていたためでしたが、私の予想は外れました。
「カメ止め」に出演していたアル中カメラマンが出演していたため、「麒麟がくる」では、無名だが実力のある俳優をどしどし出演させるのだなあ、と期待しておりましたが、結局そういうこともなく、最終盤ではジャニーズが押し込まれていてひどく残念に思いました。
女優の実績の無い石川さゆりを光秀の母役に起用したのは、クライマックス前、本能寺の変の大きな伏線(波多野氏との停戦のため、母を人質に差し出したものの、助命するとの約束を違え、信長は投降した波多野氏を処刑、報復のため光秀母は磔にされた)にするためだろうと思っていました。
何故かといえば、石川さゆりは当然のごとく「紅白歌合戦」に出演するので、暮れの元々の最終回直前の時期、「光秀母の磔」で二つの番組を盛り上げるのだろう、と思っていましたが、後半になってからは、石川さゆりが登場した記憶自体なく、これについては随分中途半端な結果になってしまったなあ、なんのための石川さゆりだったのだろう?というのが正直な感想です。
光秀が主人公ということで、信長や秀吉が良く描かれるわけはなかろうと思っていましたが、思いの外信長はエキセントリックではなく、光秀に対しては随分と物分かりよく寛容で、「国盗り物語」最終盤で見せた高橋英樹・信長の怖いくらいのエキセントリックさに比べると、染谷翔太・信長はいささか迫力に欠けました。
ラストシーンで光秀は生き残ったのかもしれない、と描かれましたが、一年以上当ドラマを視聴してきて、それなりに光秀に感情移入してきた私にとっては納得できるラストとなりました。
もしかすると今後数年内に、緊急事態宣言に伴う諸々の行動規制のため、どのようなシーンが書き換えられ、あるいは省略された、という情報が出てくるかもしれません。
オリジナル通りの脚本で映像化されることは永久になかろうと思いますが、何らかの機会に最終回から4話前くらいのオリジナル脚本が公開されることがあれば、あれこれ想像できて楽しいだろうに、と思いますが皆様はいかがでしょうか?
ということで、実際のドラマ後半は期待外れなものの、武漢肺炎がなければどれだけ面白いドラマになったのだろうかという思いもあり、評価の難しいドラマとなりました。
異論は承知で、初回と最終回を私のベスト回とします。
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