
最初からの目的地では無い・・十三湊に向かっている途中に標識が出ていたので途中下車したもので、何時もの「行き当たりばったり」だ。
旧金木町の太宰治の生家「斜陽館」で豪農かつ金融業の館。


敷地内の豪勢な庭と二階に有った「斜陽」の文字が書かれた襖・・この家は戦後の農地解放などで没落し人手に渡り、旅館となった。
現在は旧金木町(現五所川原市)の所有でNPO法人が管理運営している。

この時計を製造した会社の現在の「大株主」はTVでよく出てくるアナウンサーのM・M氏だ。
「秘密のケンミンSHOW」

二階から下の囲炉裏を撮影・・旅館時代はここに部屋が設けられていたとか・・復元修復工事の際に撤去。
当時、何不自由無い境遇に育ち、その後は自堕落な生き方をした作家で余り好きになれなかった・・今、「津軽」を読み始めたが読破出来るかは分からない。
若かりし頃「斜陽」や人間失格」を開いた?覚えは有るのだが、何故か最後まで読んだ記憶は無い。

十三湊・・ここが本来の目的地で、案の定何も無かった。
走っている途中に「空堀」の土手が見えたくらいで、復元された門が有るんだそうだがそこまでの道路が細くて舗装もされて無かったので行かなかった。
資料館の有る島に向かう途中の橋から撮影・・到着寸前に雲行きが怪しくなって来たので引き返してしまった。
数百年前に滅んだ跡なので何も無いとは思っていたが、地上で目視出来るものは何も無かった・・畑の下には館跡があるそうだ。

途中に有った鳥居で、普段見慣れた鳥居と大分違う。
*何も無い?と言えば400年以上前の「御館の乱」で滅んだ「和納館」の跡は、岩室駅の東側の住宅地の下で想い起せるものは何も無い。
住宅地造成前には竹さん家の「苗代」が有ったそうだ。