なぜ今、言ったのか？

なぜ今頃？

『｢ウイグル綿花使ってない｣ユニクロ発言、中国で不買運動』というニュースがありました。
記事によると（要約）、

ユニクロ製品に「新疆ウイグルの綿花は使ってない」と会長兼社長が発言した。
英BBCが、衣料品大手・ファーストリテイリングの柳井会長兼社長が
ユニクロ製品に”中国・新疆ウイグル自治区の綿花は使っていない”
と発言したことを報じ、
中国SNSは炎上、不買運動の呼びかけが広がった。

とのこと。

なぜいまごろ言ったのか？

2021年5月に
会長兼社長さんが『ノーコメント』なんて、
クロ寄りのグレー発言したため、
ユニクロ製品がアメリカの港で差し止めを食らったというニュースもありました。

そして、私があっちの国にいたときに勃発した島の所有権問題の際、
あっちの人からの暴力行為を防ぐために、お店に

尖閣諸島は中国固有の領土であることを支持する

という張り紙（もちろん、中国語で）をした会社です。
その結果、日本の人から

なんてロゴを作られて揶揄されました。

2011年に私が居た街にも出店され、
何度か立ち寄ったことがあります。

ミナサマ、ヨウコソ、ユニクロヘ

という日本語アナウンスが店内に流れてました。

徹底して、中国寄りだったのに、
その中国の批判を受けることを承知で
なぜ今そんな発言をしたんでしょうネ

同じ状況だけど大丈夫？

万事休すかな・・・

『大統領弾劾案、７日採決』というニュース。
記事によれば（要約）、

韓国・尹大統領の「非常戒厳」宣言を違憲として野党が国会に提出した弾劾訴追案が7日採決の方針。
弾劾訴追案は”共に民主党”など6党が提出、
可決には国会議員300人の3分の2以上の賛成が必要。
野党6党と無所属議員は192人、与党から8人の造反が出れば可決される。

与党”国民の力”は議員総会で
弾劾訴追案反対を党の方針として承認。
韓代表は

混乱による国民への被害を防ぐため、可決に至らないよう努力する。
が違憲の戒厳令を擁護しようという意味ではない

と述べ、尹氏の離党を要求。

とのこと。

国会が与党が少数に転落し、支持率低迷が続いていた
大統領の暴走・・・
権力者側なのに、クーデターとも言われちゃいました。
すくなくとも追い詰められての”最終手段”に
失敗したのだから・・・万事休すでしょう。
ただ、その次の政権はおそらく現野党側になるのでしょうから、
半島状況や対日政策は前に戻るということなんでしょうね。
現政権（もはや前政権かな）にいろいろと譲歩しちゃった日本は
それをなかったことに出来ずに以前の状態になっちゃいそうですが、
国会が少数与党で支持率が低迷と同じ状況だけど
イシバ政権は・・・きちんと外交してくれるのかな？

残念な結果～日中共同世論調査

残念です(T_T)

『中国の対日感情悪化「印象良くない」9割弱』というニュースがありました。
記事によれば（要約）、

日中共同世論調査で相手国の印象が「良くない」が中国人87.7％、日本人89.0％。
日本の民間非営利団体「言論NPO」と中国国際伝播集団が、
日中両国で実施した共同世論調査の結果を発表した。
調査は20回目。
10～11月、日本が全国1千人、中国は北京・上海など10都市で1500人が回答。

相手国への印象について
「良くない」「どちらかといえば良くない」と答えた中国人は前年比24.8ポイント増の87.7％、
9割近くに達したのは日本が尖閣諸島を国有化した翌2013年以来。
対日感情が急激に悪化。
中国の印象が「良くない」とした日本人は同3.2ポイント減の89.0％だった。

言論NPOは

日中に深刻な対話・交流不足がある証拠。
戦略的互恵関係の基盤が崩れ始めており、
日中関係のあり方を真剣に議論すべきだ

とし、
中国国際伝播集団は

中国のSNSが調査を偏らせたわけではない。
過去1年の日本の政治家の発言やメディア報道など、
一連の問題が影響した

と指摘した。

とのこと。

片や1億2千万人で片やその10倍の人口差があるのに
同じサンプル数って正確性はどうなのかなとも感じますが・・・
この記事に添付して会ったグラフを見ると
日本側は、ここ10年ずっと80%超が『印象悪い』なのに、
中学側は、記事の通り2018年～20年の間は
『印象悪い』が50%台まで下がっていたのに
ここ一年で急激に印象悪化してます。
一年前と言えば、岸田内閣ですから、

過去1年の日本の政治家の発言

って分析は当たらないかな？
むしろ国内の経済悪化による外国企業の撤退や
生活困窮のはけ口が海外に向けられたんじゃないかな。
早くもとの経済状況に戻れることを祈りたい。
むしろ私が残念なのは、
日本側の印象が10年以上も高い水準で悪いということかな。
たしかに、2度も日本人学校が襲われたり、
2度も神様の住いを汚されたりとしかたないことはありますが、
中国のようにいったん印象が悪い印象が下がることなく
継続しているのは、
中国に駐在していた身としては悲しい。