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年末に角川からドン・ウィンズロウの小説が2作品同時発売になった,。ファンとしてはクリスマスプレゼントの様なものだが、さて、どちらから読む?
取り敢えず双方とも10ページ程読んでみてから、一気に読めそうな報復を選んだ。
翻訳者は、ウィンズロウの乾いた文体をよく表現してくれたと思う。あ~ウィンズロウだなって感じで読むことができた。
ただ、肝心のストーリーはどうか?現代版のナバロンの要塞という内容だが、主人公をして、その復讐劇の結果に何が残るのだろう。
やり遂げても生きていけない。そうさせなかった何かが小説の中からは感じられないのでは?
ウィンズロウは好きだが、中身は薄いかなと思わざるを得ないね(笑)