つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

羽毛布団「産地偽装」の疑い・・・

2016-05-11 | あきれています

 羽毛布団の羽毛が中国産であるにもかかわらず、ヨーロッパ産と偽装されているとして、業界団体が加盟社に警告文書を送っていたという。国内で出回っている羽毛布団は、年間およそ320万枚とされ、フランスやポーランド、中国などの羽毛が使われているという。
 組合によると、輸入実績以上にヨーロッパ産と表示された羽毛布団が大量に出回る一方、輸入量が多く価格が比較的安い中国産や台湾産と表示された商品は少なかったという。今のところ、羽毛の産地を特定する確立された技術はなく、産地表示の義務もないということだが、消費者の信頼を得るためにも、今後、海外で一部利用されている産地を調べる検査や、追跡方法の導入を検討しているという。
 要するに、安価で輸入した中国産や台湾産の羽毛で作った布団をヨーロッパ産として販売、儲けている奴がいるということか。偽装はお手の物の中国、その中国産を使って偽装するとは、中国の上を行っている。日本人もここまであくどい商売をするようになったのか。だが、2年も前から分かっていながら警告文書だけで済ませていたということにあきれている。
 羽毛布団の価格はそれこそピンからキリまであり、メーカーや販売店を信用して買うよりない。私が今使っている「京都西川」の羽毛布団は13年前に購入したものだが、今でもふんわりしてて寝心地満点、暖かいので真冬でもこれ1枚で十分だ。が、来客用にネットで安物の羽毛布団を買ったら、軽いのは軽いが、さわるとカサカサと音がしてうるさい。寝心地や暖かさはまだ使ってないので分からないが、きっと安眠はできないだろうネ。  

 羽毛布団ではないが、私は9年前、上海でシルクの肌掛け布団を買って騙されたことがある。観光ルートの一つにシルク工場見学があって、現地添乗員に連れて行かれた。そこではシルク布団の完成までの行程を見せてくれる。布団サイズのシルク綿を4人がかりで広げ、何枚も重ねて作るのである。ふんわりと手触りがよく、暖かさそうなので、みんな我先にと購入した。布団カバーは別注だが、シングルの肌掛け布団は日本円で1万円ほどだったと思う。
 私も1枚注文した。名前を書いてお金を支払うだけで、商品はまとめてホテルに届くという。届いた商品は、そのまま飛行機の預け荷物にできるように紐が掛けてあり、中身は確認できないようになっていた。
 帰国して荷物を開けてみてびっくり。サイズはセミダブルが入っており、手触りがおかしい。布団を持って透かして見ると、小さな切れ端のような綿があちこちで団子状態になっている。とても着て寝られるものではなかった。工場でシルク綿を4人がかりで広げて重ねていたのは単なる見せかけだったのだ。
 粗悪品をつかまされたことが分かっても、海外では返品も交換もままならず、結局、泣き寝入りするしかなかった。あれ以来、中国製品は絶対に買わないと決めているが、昨今は百貨店でも「made in CHINA」が少なくない。それでも手に取って納得して買ったものは文句は言えないが、食料品だけは絶対に買わないよ 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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オールレディさま (suri-riba)
2016-05-12 21:04:44
まぁまともな商売をする国ではないのですがこれでもか!と偽装する神経、怒りよりやっぱり・・と思ってしまいます。
あの「かさかさ音」は羽布団です。羽毛に交じって入れてるのでしょうね。むかし韓国で私も地団駄踏むほど酷い目に遇わされました
日本に帰ってお土産を分けようとしたら中身が完全にすり替わり、クズのマッタケがいっぱい出てきて怒り心頭。
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Unknown (オールドレディー)
2016-05-13 08:54:22
日本は中国よりもマシな国と思っていましたが、どの国にも悪い事をする輩はいるもので、もうだまされるほうが悪いのだと諦めるよりないのかも。
とくに海外で買い物をするときは目の前で品物を包装して持って買えることですね。
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