つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

ゲームのためだけのパソコン・・・

2006-09-17 | Weblog
 最近、若者の間で、インターネットに接続して遊ぶ「オンラインゲーム」が流行しているが、それをめぐる波紋が広がっているという。参加者同士が交流を楽しみ結婚にまで発展するケースもあれば、ゲームにのめり込む依存症の問題や、ゲームに使う仮想通貨の不正で逮捕される事件も発生しているそうだ。
 オンラインゲームはネットを通じ複数の参加者が同じゲームを楽しむ仕組みだそうだが、ゲームの合間に参加者が文字で行う「会話」が魅力になっているという。ある運営会社によると、これで知り合ったカップル誕生が20組以上もあるというから驚きだ。
 参加者をひきつけるため運営会社は次々と内容を変え、工夫を凝らす。そして、内容がおもしろくなればなるほど、ますますはまり込んで依存症になり、解雇や家庭崩壊を招くケースもあるという。今や小学生から高校生までの一番大事な時期に、ゲームにはまり込んで自宅に閉じこもる、いわゆくオタク状態の子どもが増えていることは問題ではないだろうか。

 私の会社にも中高生の子どもを持つ営業社員が3人いるが、それぞれ子供用にパソコンを買い与えている。中には子ども一人ずつに、自分のも含めて一家に3台あるという人もいる。パソコンを買い、インターネット接続から何から何まで親が段取りをしてやることがいいことかどうか。ゲームがやりたいなら、パソコンの基礎知識から勉強すべきであり、せめて最初の接続手続きから自分の力でやらせるべきだ。だが、親もよく分からず、めんどうだから人まかせで、すぐにでもゲームができるようにして与えている。そしてトラブルが生じると、子供の代わりに親が聞いてくるので、「聞きたいなら本人に電話させろ、そこまで親が過保護でどうする…」と言ってやる。一事が万事、親掛かりで頼りすぎ、甘やかせすぎ、これだから軟弱な若者が増えるのだと、少々きついことを言ってやる。
 また、パソコンのその他の利用法はと聞くと、ただゲームだけだという。そのために大金をはたいて甘やかしすぎではないか言うと、町に出てブラブラして悪いことをするようになるより、家に居てくれるほうが安心できるという答えが返ってくる。それはそうかもしれないが、なんとも情けない気がしてならない。
 これからの世の中、パソコンが使えないでは就職も進学にも支障をきたす。だが、ゲームだけにしか使わないのではスキルの程度はしれており、これでは宝の持ち腐れで、大金をはたいた意味がない。現在は小学校からパソコン教科が時間割に組まれており、子供は割りと慣れ親しんでいる。が、まだまだパソコンが苦手という親が多く、子供がどんなゲームをしているのか、間違った使い方をしていないか、毎月の料金はと、しっかり子どもの状態を把握している親は少ないのではないか。
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