つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

最大級のQ&Aサイト「OKWave」・・・

2006-09-07 | Weblog
 インターネットで利用者同士が自由に質問・回答するQ&Aサイト「OKWave」が今年6月名古屋証券取引所の新興企業市場への上場を果たした。ただそれだけなら何てことない話だが、この経営者・兼元謙任氏の生き様というか、経歴には敬服した。
 先日、愛読紙の「ひと」欄で紹介された記事からの抜粋である。
 『仕事仲間からの決別。妻とも離婚寸前。希望を失い地元の名古屋から夜行バスで上京した。新たな定職に就くこともなく、気がつけば路上生活を始めていた。公園で寝泊りしながら事業のアイデアが浮かび、実現すれば世の中が変ると確信したという。
 幼少期は在日韓国人との理由でいじめに遭い、大学時代は弱者の手助けをしようと考え、身障者の支援活動に打ち込んだ。路上生活でのひらめきもそれらの体験が反映している。「人間同士が誤解や偏見なく分かり合い、困ったときに助け合う仕組みがあれば」との思いで、2000年にQ&Aサイトを開設。IT社会の真っただ中、着実に業績を伸ばし、年商5億円までになった。「日本初、最大級のQ&Aサイト。あなたの質問にみんなが回答。疑問や悩みはすばやく解決」のコピー。「情報は人の頭の中にあり、みんな人の役に立ちたいと思っている」とQ&Aの有効性を説く。「二十ヶ国語」百カ国に助け合いの輪を広げ、いつかグーグルを超えたい」と夢は壮大だ』。

 「OKWave」のシステムは「教えて!goo」のシステムを支えているサービスというだけでなく、エキサイトの「excite 質問広場」や、明治製菓、松下電器産業、東京ガスなど、さまざまな企業のサポートページにある「Q&A」コーナーにも導入されているそうである。

 先ずは、形をつくらなければいけないので、質問と回答の画面だけを自分でつくって、大企業の社会貢献担当の方々を回り、こういうサイトがあって、これは世の中にとって必要なのでともかくお金を出してくださいと頼んだという。が、最初は笑われて、門前払いを食らわされるのがほとんどだったそうである。
 いろんな失敗、いろんな苦しいことがあったが、自分の境遇を憂いても仕方ない、ともかくプラスにとって、今耐えれば将来はきっと…、というところで頑張り続けてきた。成功するまで、失敗は恐れずに、ともかくやり続ける、これが一番だという。やり続けられなくなったら、そのときは休む。そこからまた違うものを、自分が世の中のためになることをやり続けるためには、充電することも大事だという。
 人生の岐路に面したとき、自分自身の判断で選択することが大事だとわかっていても、ともすればマイナス志向になりがちである。兼元社長のように物事がうまく運ぶばかりとは限らないし、そこには人それぞれの運というものもある。結局は自分の心構え一つであろう。頑張るだけでなく充電することも大事だというが、私は充電しっぱなしで漏電しそうだ……。
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