いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

となりどうしの2音

2012年08月23日 | ピアノ・音楽

 音楽関係の記事を書くと宣言しながら、またあやしくなってきていた。しかし、必ずしもちゃんとした内容を書かなければならない、と思わなければいいのだと思った。といわけで、この記事は思いつきに近く、勉強不足の面も多々あると思うのだが、それでも無視したくない感じ方なので、書くことにした。ただ、音程に関する内容は多くのとらえ方や解釈があると思う中、私のこの記事は正確さに欠けている面もあるかと思うので、その点については、大らかに見ていただけたらありがたい。


 ドとレ、レとミ、ミとファのように、隣り合わせの音を同時にならしてみる。ちなみにこれらの音には臨時記号はついていない。普通、あまり耳にきこえがいいものではない。隣同士の音は2度である。つまり、2度というのは不協和音程だといえる。ちなみに2度と同時に7度も不協和音程だが。


 しかし、ドとレ、レとミ よりも、ミとファ、シとドの音程の方が、不協和の度合い、すなわち、濁りの度合いが強い。実際楽器のある方は鳴らして見られたら分かると思う。より、後者のほうが濁った感じだから。 


 これらの違いは明らかである。ドとレ、レとミの間には鍵盤でいうともう一音黒鍵、すなわち半音が存在する。ド→ド#→レ、レ→レ♯→ミというように。


 しかしミとファ、シとドの間には鍵盤でいう黒鍵、すなわち半音が存在しない。ミ→ミ♯→ファのミ♯は鍵盤ではファと、そしてシ→シ♯→ドのシ♯は鍵盤ではドと一緒だととらえられる。もちろん、楽器によっては(弦楽器など音程の幅がありそうな楽器はそうかもしれない)、また平均律に限定した捉え方ではない場合では、ミ♯とファ、そしてシ♯とドは別の音程として把握する可能性も高いかもしれないが、ここでは、いわゆる鍵盤楽器の鍵盤を連想していただきたい。


 二度でも間の半音の有無によって響きは変わる。不協和の度合いが大きく変わってくるのだと思った。


 たとえばこの「トトトの歌」という曲は隣通しの音であるファとソとをリズミカルに同時に鳴らす楽しさがあると思う。隣同士のちょっと濁った音を遊び心で続けて鳴らす楽しみ。鍵盤ではファとソ、二度が連続して何度も登場するが、ここの二度は、二度とはいえども、そこまで濁りが強烈には感じられない。



そして、このトトトの歌は、ファとソだけではなくドとレ、レとミ、ソとラ、ラとシでも弾くことができる。ちょっと頭を使うけど調を変えたら確かに弾ける。なぜならファとソの間と同じように、間に半音が入っているから音と音の間隔、すなわちが一緒なのだ。


しかし、ミとファ、シとドでは逆立ちしても弾けない。弾こうとしたら非常にあやしい感じの曲になってしまう。間に半音が入っていないので、音と音との間隔、すなわち音程が違うのだ。


ドとレ、レとミ、ソとラ、ラとシは長2度


ミとファ、シとドは短2度


長2度ではトトトの歌は弾けるけど短2度では弾けない。


そして長2度よりも短2度の方が、音の響きが不協和で濁りの度合いが強い。


というわけで、こわ~い曲を作ろうと思ったら、ミとファ、シとドど同時に鳴らすところをたくさん入れるとよさそうだということが判明!


 


またこのようなネタも気付いたら書いていきますのでよろしくお願いします。