私は影絵や切り絵の作品を見るのが大好き。黒とそれ以外だけのコントラストだけで作られた境界線からここまで美しく想像力の大きな世界が広がるのか、と思うのだ。版画やステンドグラスも好き。私が気が向いたときに描く絵は境界線があいまいなものが多いのだけど、あえてその境界線をはっきりとしているというところに強く惹かれるのかもしれない。
真っ先に浮かんだ方が影絵の大御所のこの方。一人一人の表情の豊かさと透けて見える色彩の美しさに心奪われる。
ちなみにこの話題を書こうと思ったきっかけは、切り絵でこのようなお洒落な作品を見たからであった。流麗で細かくてレースみたい。はさみだけで作ったというけれど、どのように切ったのだろう。普通のはさみではなさそうだし、普通の切り方ではないだろうな。アクセサリーもあるみたい。