お久しぶりです。ゴールデンウィークいかが過ごされましたか? 私はあちこち、東に西に、出かけ、音楽も沢山聴きました。しかし休み中に記録を書こうという気持ちになれなくて、今日にいたりました。今、日曜日夕方の番組、サザエさんが始まったような気分です。とはいえ、記録は、思い出したころに、ひょいと書くかもしれません。休みの最中よりも、普通の慌ただしい日常生活の中でこそ、思い出を思い出すということがあってもよいかもしれない、という思いもあり。。。(と言いながら書かずじまいでしたらごめんなさい)
今から日常に戻るべく、バッハ作曲イタリア協奏曲の練習過程の記録、再開します。その後の文章は、普通体で書きます。
イタリア協奏曲第1楽章、なんとなく弾けているような気がしていたのだが、録音すると所々に盲点が。。。
下の楽譜、129小節目からのキラキラが魅力的な部分。その部分から139小節目のテーマに戻るまでの移行部である。135~138小節目が問題の個所。水色で囲んだ、135小節目と137小節目のトリルの部分、尻切れトンボに弾いて、次の小節に早く持っていきたいという思いが見え見えだったのだ。
水色の囲みの上に書いた通り、「ここのトリル最後までしっかり弾こう」ということを守りさえすれば、トリル尻切れトンボ状態にはならないと楽譜を見ただけでは思えるのだが、事態はそう甘くない。実は左手の赤で囲んだ部分、例えば135小節目、「レミファソミファレミソド」が「レミファーソミーファレーミソド」と粒が不ぞろい拍感ゼロという不安定な状態になりやすいのだった。そこで「ソミファレミソ」のトレモロの部分、「ソミ」「ファレ」「ミソド」と和音にして、バランスを取るように心がけてみたら、弾きやすくなったが、136小節目の導入部で右手の「シ♭ソ」と左手の「ミソ」をぴしっと揃えるのがもう一つのハードル。なかなか手ごわい箇所。
このような箇所が確実に弾けるようになるためには、指の支えをしっかりさせようと思うようになりやすい、そこまでは良いのだが、ひょっとしたら、悪名高いと言われる、ハイフィンガー奏法に近づいていないだろうかという懸念もある。その懸念もあるからか、全体的に、重くならないように、心がけてはいるのだけどはてさて?