ピアノをがんがんと叩くのではなく、少しでもきちんと鳴らすことができるようになりたいと思いながらも〇年、せめて、練習したり演奏したりしている中で、鳴っている音とそうでない音との区別がきちんとつけられるようになれたら、と思うこの頃。いわゆる、ピアノがよく鳴っていると言われている方の演奏を動画からでも聴いてみなくてはと思い、探してみた方がこの方、パーヴェル・ネルセシアン氏。ピアノがとことん鳴っているだけでなく、演奏もすごくて、聴いたとたん電流が走りそうになった。nersessianで検索してトップに出てきたこの動画、ショパン作曲ピアノ協奏曲第1番、オケパートも自分で演奏されていてびっくり。40分あまりの演奏にすっかり聴き入ってしまった。
日本での演奏会のリハーサルの動画もあったがこれも素晴らしい。
性別も体格もそしてキャリアも違いすぎるぐらい違うのだけど、一ミリでもこのような音の演奏に近づけたらと憧れを抱いてしまった。
ネルセシアン、モスクワ音楽院教授であるばかりでなく、これまでも60回来日され、カワイのロシアン・ピアノスクールで講師をされているということを恥ずかしながら今になって知った。そして非常に謙虚な人柄とのこと。。。私は今までピアノの何を聴いてきたのだろうか。日本各地でも演奏会を開かれているとのこと、いつかいつか、聴きに行けたらいいなと思えてきた。
それと同時に、ロシアン奏法という言葉が頭の中に浮かんできた。実は以前からロシアン奏法や重力奏法に興味はあったものの、習得が難しく時間がかかり、下手したら手を壊すかもしれないという話をきいたり、名前自体もなんだかいかがわしいようにも思えてきたりしていたのだけど、やはり、気になるものは気になるのだった。そして、ロシアン奏法に関係している動画を探してみたらあるものだ、びっくり している。
それとともに、こちらは今年の冬は雪ばかりだし、考えてみたら距離もロシアに近いし、県としてもロシアとのかかわりが深そうなので、4月からロシア語の勉強を始めるのもありかもしれない、という思いになりかけたが、文字も難しそうだし、三日坊主の危険性が大きい。どうしようかな。
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