月末までに提出しなければならないカリグラフィーの仕事に取りかかっていると、もう夜。🌌
村上春樹は、今年もやはりノーベル文学賞受賞ならず……残念といっても、半ば予想していました。
それでも、世界中でこれだけ読まれている村上春樹にノーベル賞が来ないのは、おかしい、と思ってしまう私です。今回、受賞したノルウェーの劇作家も、高く評価されているそうだけれど、名前を聞いたことのない人。
人気作家には、与えないと決めてしまっているのかな?
そして、9時から見た「ザ・プロファイラー」。今日は、好きな女優の一人であるヴィヴィアン・リーが取り上げられていたので、楽しみに観ました。
インドで生まれ、6歳でイギリスの修道院学校に入れられたことだとか、ローレンス・オリビエとの恋や、「風と共に去りぬ」のスカーレットを射止めた経緯、心の病、悲劇的な死等々の伝記的事実は知っていることばかりだったのですが、岡田准一さんや、立川志らくさんなどコメンテータの発言が面白かったです。
立川さんいわく、「女優としては評価するけど、こういう繊細でわがままな人は、そばにいて欲しくないタイプ」という言葉には、思わず同感。
「思いこみだけで生きている部分が大きい人」という評にも、「う~ん、そうだなあ」とうなずいてしまいます。
ビビアン・リーという女優は、情熱的で繊細で、破滅型という言葉を地でいっているようで、人から見て非常にわかりやすいキャラクターなんですね。そこに、誰にもないビビアン独特の魅力があったのでしょうが……。
彼女は、1967年、53歳で突然の死を迎えますが、岡田さんが「尖って生きていった人だけど、それが尖り切った先に、ほぐれて円熟味を増すまで、もっと彼女の先の人生を見てみたかった」という意味のことを言っていたのには、深くうなずいてしまいました。いいことを言ってるなあ。
翻訳家の鴻巣有希子さんも、名前だけは良く知っていて、訳書を読んだ記憶はないのですが、雰囲気ある外見やコメントの切り口に、ぜひぜひ読んでしまいたくなりました。
しかし、コメンテーターの中で、女優の大地真央さんの言葉や表情が一番表面的で、深みがないように感じてしまったのは、私だけでしょうか?
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