特別、ファンではないのだけれど、何となく気になる俳優・・・私の中で、キアヌ・リーヴスはそんな存在。 ちょっと、調べてみたら、何とキアヌももう49歳になるんですねえ。 年取ったのは、私だけじゃなかった・・・
ずっと、以前ベルナルド・ベルトリッチ監督の「リトル・ブッダ」でブッダ・ゴータマ演じたキアヌは、素晴らしい美青年ぶりでありました。 「リトル・ブッダ」は、私の大好きなベルトリッチ作品の中でも、印象に残っている作品で、金髪の少年ジェシーが、ヒマラヤの高僧の生まれ変わりという雄大な構想とスケールの作品。 その中で、二千数百年の昔、インドの小国の王子として生まれた仏陀は、エジプトのファラオンを思わせる青い目張りのお化粧をしていたのですが、こうした東洋の美を演じられたのも、キアヌにオリエンタルな血が流れていたからでありましょう。
でも、端正な二枚目かと思いきゃ、ホームレスみたいな格好で一人路上でご飯を食べていたり、ラーメンが何より好きというスターらしかぬエピソードにことかかぬキアヌ。 アーモンド形の優しい目には、東洋の面影が感じられ、ごくナイーブな印象ですね。 世界的な有名スターとして、多くの人々に知られ、羨望と好奇の目にさらされるというのが、どういうことなのか、とても想像はできないのですが、キアヌにはそうした大スターとしての自分の存在にとまどっている線の細さが感じられるのです。 レオナルド・ディカプリオ(それにしても、レオ様って、ニックネームは誰がはじめたの? あまりにも、マンガチックでディカプリオに失礼だと思うんだけど)やトム・クルーズのような自信や傲慢さが(悪い意味で言っているのではありません)感じられないのも、彼の存在感を特別にしているのかも。
エキセントリックな奇行の裏側に、スターとしての存在にとまどっているキナヌの心が感じられて、気にかかるのは、私だけでしょうか?
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