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ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

養生っていいね

2013-06-01 20:43:56 | 健康・病気

 ちまたには、健康に関する本があふれかえってる。タレント本や漫画、小説なんかより、売れ行きがいいらしく、ベストセラーリストにのってることもしばしば。 それは、健康は誰しもにとっても、大きな関心事だから無理もないいんだろうけれど、問題なのは、それぞれ言ってることがてんでばらばらだということ。早い話、昔はコーヒーは胃に悪いといわれていたのに、今では健康にいいかと言ってもてはやされている。森林浴がいいと言って、きれいな空気を吸うことがはやった後、老化の原因は酸素がもたらす酸化だとわかったり・・・。どーして、そんなに定説がころころ変わるの? 
 早い話、サプリメントや健康食品が本当に効果があるのかは、誰にもわからない。有名人がサプリメントの広告に出て、「これがあるから元気」なんて言ってるかと思えば、専門知識のある人は、「人間の体は、食べ物以外の人工的なサプリメントは吸収しないようにできている」と言ったりしているのだから。
 

 この間、五木寛之の本を読んでいたら、なるほどと目からうろこが落ちることが色々書いてあった。 西洋医学の世界では、患者に渡された薬はみな同じ量である。 肥満の巨漢である男性と痩せた女性が、同じ量の薬なんて考えればおかしいし、お風呂の温度は41度が適切といわれたって、体が若い人に比べて冷たくなっているお年寄りの人では、42度くらいないと体が温まらないだろう、と。 大体、人間は一人一人違うし、一人の人に合うからといって、別の人にとっても合うとは限らない。 健康に留意し、早寝早起きし、野菜中心の生活したって、長生きできない人だっているし、破滅型の生活したって長命の人だっている。 これにはびっくりしたのだけれど、五木寛之によれば、毎日ケーキが食事でも元気な女性だっているのだそう。
 ただ、自分の体をいたわり、体が語りかけている言葉を聞きとろうとすること、そして自分にとって心地良いと思えることを毎日実践すること(ただ、しんどくなくて、楽しんでやれること)--それが、養生なのだそうだ。
私も、子供の頃からそう丈夫といえるほどではなかったけれど、こんなことを聞いたらすごくリラックスできた。自分の体を守るのは、自分しかいないーー本当にそうだと思う。

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