一昨日に出張で行った京都で、メーカーのご好意でお城見学
外観を見るだけなのでそんな時間もかからないからと勧めてもらった
昼休みのほんのわずかな時間に、
メーカーの近くの閑静な住宅街を伏見桃山城へ
駐車場を入ると左手に門がある
門には大きな豊臣家の家紋『桐紋』
門をくぐると左手奥に天守閣がデ〜ン!
所々外壁こそ塗装が剥げてきているが、
城としてこその風格は現在でも感じられる
その昔は観光地として賑わっていたらしいが、
城自体の耐震性の問題から現在は閉鎖されている
今はお城自体の建物はそのまま保存されて、
周りには公園や運動施設が出来ている
耐震性の問題はあるにしてもこれだけの歴史的建造物をこのままにしておくのは勿体無いのでは?
しかし…
どうやらこのお城は、昭和39年に『伏見桃山城キャッスルランド』として、
洛中洛外図に描かれた伏見城からイメージして作られた模擬城
その遊園地の経営母体の近鉄がリストラの一環で閉園し、
模擬天守閣を伏見のシンボルとして京都市に贈与された
しかし、耐震基準を満たしていないことから内部非公開となっているらしい
歴史的建造物なら国宝級になるところなのだが、
模擬的な建造物だと価値も違ってくる
昭和の遺物ようなものか…