総義歯治療に関して、好き放題の事を書かせていただいているが、それじゃお前の考えている究極の治療ってどう言うものなんだ?と言う疑問が来そうなので、今日はその事を明言して置く。
まず、保険治療のルールは完全に無視して、全て自費でいただけることが大前提である。
こちらが必要と思われることは全て完璧を追及してさせていただく、と言うことも必要条件である。
他の歯科医での治療の従来の経験は、全く忘れていただくこともお願いする。
昨日も書いたが、まともな総義歯を装着したことがない患者さんの粘膜も顎の関節も病的状態にあるから、それを治療用義歯を用いて治癒させて行く。
なので治療用義歯作製が一番最初の手順となる。
診査診断はここでは言及しない、書き出したら終わらないので治療上の具体的内容だけを書く。
まず型取りであるが、アルジネート使って2重印象する。
それで粘膜全体にアイロン掛けしたような完璧な型を取る。
それで、模型を作製して、そこから咬合床型の個人トレー作製して、それで口腔内で私が良いと思う噛み合わせの位置を決める。
その状態で、トレー内面にシリコーン印象材で咬合圧印象と顎位決定をする。
それを人工歯排列した咬合床にして、患者さんの口腔内に戻して微調整を精密にして、咬座印象をする。
勿論、印象材はシリコーン印象材である。
綺麗に口腔内を写し取った型が取れたら、それを精密に重合して治療用義歯を作製して貰う。
この精密重合が非常に重要だが、ここの部分は技工士の領域なので、お任せするしかない。
出来上がって来たら、それを調整をする。
必ず上下別々に適合を合わせて、チャンと入るのを確かめた後、咬合の調整に入る。
ここが一番肝要な所である。
触診が命である。
内面の適合、咬合の適合でピッタリな状態に詰めて行く。
後は患者さんとの2人3脚でOKいただけるまで調整。
そこからは治療用義歯なので、私の方で足したり引いたりしながら、時間経過の中で良い状態に治して行く。
もうこれなら大丈夫、と言う状態に成ったら、治療用義歯がそのまま咬座印象用トレーになる訳である。
治療用義歯で咬座印象を上下一組で型取りしたら、それをそのまま咬合器に付着して最終総義歯作製をお願いする。
治療用義歯が預かれないとなったら、それをコピーした印象用義歯を一組作製すれば良い。
排列、試適をしてOKいただけたら、それで最終咬座印象である。
そして、超精密に重合作業していただいて完成である。
勿論、これも上で書いたような調整の手順は完璧に行う。
ここまで行って初めてシリコーン適合材が完璧に抜ける総義歯が出来上がる。
言葉で書くと実にシンプルである。
ただ、全ての手順、ステップで私の調整、チェックでこれで次に行ける、と判断しながらでないと進まない。
見切り発車は絶対にしない。
それらの具体的作業内容の詳細は、書き出したら止まらないので書けない。
具体的な私の総義歯治療内容の紹介をさせていただいたが、専門家諸氏は保険のルールでは全く出来ないものである、と良く分かっていただけたと思う。
完璧を追及すれば、私はその患者さん一人に掛かり切りにならなければ出来ない。
他の患者さんが隣のユニットで動いている、と気が散って駄目だ。
つまり、パーフェクトフルデンチャーを希望される患者さんは、私を独占するしかない。
なので、希望として100万をお願いしている訳だ。
品質は完璧に保証する。
今までの常識を超えたものがどう言うものか初めて知るだろう。
初めて本物と言うものがどう言うものか知るだろう。
99点と100点の差は1点しかないのではない、1点もあり、その差は絶対的な感覚なのだ。
その差を人の口腔内は感じることが出来る。
その感覚を知った患者さんは、1点差を絶対的な差として諦めたくなくなるだろう。
治った後の人生の快適さを約束するのだから、私は100万でも充分安い、と信じている。
実績に関して言えば、私は歯科医になって25年だが、勤務医時代の患者さんがご連絡下さっていて20年を超える方が出て来ている。
当然、20年前よりも私の腕は上がっているので、今の方がもっと良い成績を出せるだろう。
私の年齢51歳で、何事もない総義歯20年の患者さんを持っていることはほぼ奇跡に等しい。
若干30歳そこそこで総義歯に開眼しているなど普通有り得ないからだ。
開業後の患者さん達も、本当に何事もない。
これは事実だ。
開業して14年目なので、付いて来てくれた総義歯患者さん達は亡くなり始めているが、棺桶に入れていただいた、と言うご報告も何度もいただいている。
1回治したら、その後の悩まされることが殆どなくなる総義歯治療。
だから、希望小売価格100万だ。
某総義歯の大家が、総義歯は必ず骨が吸収してと書かれていた。
しかし、私の経験上は、上手に治せたら一定のレベルで落ち着いてそこから先は然程変化しない。
この見解は咬合変わり行くものの続先生も同意見、同見解を示されて下さった。
続先生はゴッドハンドで40年以上の患者さんも沢山いるそうだ。
続先生は70少々だから、その患者さんを治療された時には先生ご自身30少々だった筈。
生意気だが、私も同じ道を歩いている、と信じている。
突き抜ける実力を身に付けるには30代だろう。
そんな夢みたいな総義歯治療がこの世に本当に存在しているのだ。
患者さん達は真実の本物の世界を知らされていない。
その世界を正しく普及させる為に私は闘う。
毎日使うものです。払う能力はあるならば、このように使って心身ともに元気な日々を送るのは大賛成です。