何を勉強したら良いんですか?とご質問を受けることが、とても良くある。
気の毒だが、それには簡単には答えられない・・・
何をしたいのか、どう言う医療を自分がしたいのか?そこが明白にならないと、助言が出来ないのだ。
この業界、勉強し続ける方は、多く見て20%、少なく見ると3~5%だろう。
そこで、今の歯科医療はこう言うことが出来るようになっている、何か凄いことが出来るようになっている、と言う宣伝が至る所で実に騒がしい。
その一端を私自身も担ってしまってるので、偉そうなことは決して言えない。
でも、冒頭に述べたような質問を投げ掛けられる方を無碍にも出来ない。
どうしたら良いんだろう、と悩む。
勉強しなければならないことは一杯ある。
エンド、ペリオ、修復、固定性補綴、咬合理論、義歯、矯正、口腔外科、更に経営、保険システム、請求の仕方、お金の稼ぎ方=患者さんの集め方、人気の取り方、マーケティング、等々本当に沢山沢山ある。
悲しいことに人柄良くて、患者さんにそれが伝わらないのか、医院運営が厳しい、と言うお話も聴く。
私の所だって、自転車操業そのものだし、偉そうなことなんて何も言えないが、少なくとも勉強する時間と家族との時間、だけは何とか確保出来ている。
そして、有難いことに、勉強して来た成果で、そう言う治療望まれる患者さんが来て下されるので、何とか走っていられる、と言うのが嘘偽りない状況だ。
逆に、だから走るの止めたら、どうなってしまうんだろうと、恐い感じすらしている。
大変なのはお互い様、で済ませてしまっても誰にも怒られはしないんだろうけど、でも深刻そうな方の相談には乗って差し上げたいし、お力にはなりたい、と願っている。
私は、自分が落ちこぼれの所からスタートして、恩師達との出会いで何とかかんとか今まで来れた人間なので、受けた恩返し、恩送りは真摯に携わりたい、と本当に心から願っています。
だから、寺子屋もやるし高0会もやるし、玉木先生のお手伝いも一所懸命に務めさせていただくし、次代を担う若手にバトンを渡して行こう、業界全体を良くしよう、そして、この国の根底の所で頑張って子供、孫、子々孫々の為の地固めをしよう、と真剣に決めております。
小出先生が色々とセミナー為さそうとしていて、保険の話を為されるようなので、その方もお手伝いしたい、と思っています。
実は私、レセプトの専門家の方からもお墨付きのDRでもあるので。
保険の考え方、進め方、解釈、請求方法、カルテ整備、資料の揃え方、解釈の仕方、ちゃんと知らない方が本当に多いんですよね、この業界。
私は自分が持っているモノ、ご質問いただく先生方が欲しがるモノを差し上げること、に一切躊躇いはありません。
私は、臨床家であり且つ教育者、でもありたい、吉田松陰、緒方洪庵たらんと欲する者、です。
但し、礼儀作法、仁義にうるさく、マナーを心得ていないといけないですが。
本気で欲しい方は、どうぞ取りに来て下さい。
残念ながら、来られないんですよね、殆どの方が・・・
エイちゃんYAZAWAも言ってましたが、やる奴はやる、それだけなんだよ、ってつくづく真実なんだよなー、と思います。
出来ないと言う前に、してみましたか?努力し尽くして諦めたんですか?と言う問いを、真摯にご自身にして見て欲しい、と心からお願い申し上げて、この書き込みを終わりたい、と思います・・・